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お正月に見た映画『スラムダンク』にやっぱり涙と鼻水が止まらない

今年の正月には、あの伝説的人気漫画『スラムダンク』が映画化された『The First Slam Dunk』を見てきたのだが、やばい、涙がとめどなく溢れ出して止まらない。漫画を何度読み返したか分からない、どんぴしゃスラムダンク世代の僕としては、この漫画は電車の中や美容院では絶対に読んではいけないものなのだ。なにしろ、ストーリーが分かっていても、毎回毎回ぐひって涙と鼻水が垂れてくるのだから。
 

 
実に素晴らしい内容であり、ぜひスラムダンク世代の諸兄はもちろんのこと、あの時代をリアルタイムで経験していない若い皆さんにも、ぜひとも観に行ってもらいたい映画と強くおすすめしたい。
 
 

 
 
さて、今まで数多くのライターやコラムニストたちが考察してきたこの名作だが、僕が個人的に好きなのが、満島エリオ氏による一連の文章だ。例えば、「『SLAM DUNK』木暮は“スターではない人間のスター”だ いつか来るかもしれない「その日」を信じ続ける強さ」と題されたコラム。もし原作を読んでいれば、木暮が最高の輝きを放ったあの一瞬が脳裏に浮かぶであろうし、その刹那が来るかどうか分からないなかで三年間闘い続けた彼のたゆまぬ努力に、僕らはみなぐひって涙と鼻水をぬぐうしかないのだ。今回の映画よりも少し前の湘北VS陵南戦もまた、山王工業とはまた別のドラマに彩られた人生の縮図なのである。
 
 

 

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