*

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

公開日: : 最終更新日:2023/03/17 オススメ, 南魚沼・新潟

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーンも、いよいよ今週末3月19日で終了となる。みなさん、食べ残しはありませんか?

炊き上がりのハリと艶、1粒1粒が主張するコシの強い独特の食感、芳醇な香りと旨み。『この日本一の米で皆さんの本気の大盛丼、作っていただけませんか。』老舗食堂のご主人、レストランの若きオーナーシェフ、寿司屋の親方、この米の魅力を知り、この米に惚れ込んだこの街の料理人たちの本気が続々と集まった。新潟の恵まれた山海の幸とともに南魚沼を心ゆくまで味わってほしい。今年で8年目、63杯の『南魚沼、大盛 本気丼』日本一のコシヒカリにふさわしい63の本気が今年も南魚沼で始まります。

本気丼とは

コロナがあったとはいえ、年々パワーアップしてきたこのイベント、南魚沼地元民はもちろんのこと、県外からも多くのファンが押し寄せ、秋の観光シーズン等は人気店に長い行列ができるほどだ。こうやって美味しく食べて飲んで笑って遊んで、これまで累計36万食以上が、数多くの胃袋を満足させてきたのである。

『南魚沼、本気(マジ)丼』キャンペーンとは、日本一の食味を誇るコシヒカリの産地としてのブランド力向上と交流人口数の拡大を目的とした食のキャンペーンです。「産地にしかできないこと」をテーマに、ブランド米として高価で希少というイメージの強い南魚沼産コシヒカリを、市内外の人にお腹いっぱい味わってほしいという企画です。ごはんと具をそれぞれの尺度で大盛りにしたイチオシ丼ぶりを提供していただきます。南魚沼の本気の味を堪能していただきたいという意味をこめて「本気(マジ)丼」とし、呼びやすさを重視して「マジドン」と命名しました。

日本一の南魚沼産コシヒカリ

そんな、最高に旨いイベントもいよいよ今週がラストということで、僕ももちろん行ってきましたよ、最後の一店はこちらの、「鹿小屋」さんです!田んぼの真っただ中に佇む「お食事処」のこの店は、南魚沼有数のパワースポットでもある
雲洞庵からもほど近い。総けやき造りの家屋は200年を越える古民家を移築したものであり、店内も歴史を感じる趣が特徴的である。

店の入り口はこのような雰囲気で、村上市の風物詩にもあるように鮭が軒先にぶら下がっているのが目をひく。

そんな「鹿小屋」さんで頂いたは、もちろんここ南魚沼の郷土食としても知られる「きりざい丼」だ。今回の本気丼キャンペーンでは「雪国の美食 ばあちゃんのきりざい丼」と命名されているので、ぜひ今週中に食べに行ってみて!

さてこの「きりざい」とは一体何なのか?新潟県外の方にはほぼ無名といってもよい、南魚沼の郷土グルメだが、はっきり申し上げて新潟県内でもぜんぜん知られていないのが実情だろう。というわけで、この写真をみても正体不明であるだろうから、ぜひともこちらの解説をご覧になって頂きたい(にいがた観光ナビ「郷土料理の「きりざい」とは。「きりざい丼」食べ比べ/南魚沼市」

そしてもうひとつ参照して頂きたいのが、なんと農林水産省の公式サイトである。こちらの「うちの郷土料理|次世代に伝えたい大切な味」でもまた、新潟県の地元料理としてのきりざいが紹介されているのだ。というわけでぜひ、南魚沼に来たら郷土の名物きりざいを、そして恒例イベント本気丼でも大いに味わってください。

「きりざい」は、納豆に刻んだ野菜を混ぜ合わせた魚沼地方に伝わる郷土料理。きりざいの「きり」は切ること、「ざい」は野菜の「さい」の意味を表す。その歴史は古く、戦国時代には武士が兵糧として持ち歩いていたという記録が残っている。南魚沼地方は雪深く、冬の間長く雪に閉ざされたことから長期間保存が効く漬物や干物などの保存食文化が根付いた。肉や魚がほとんど食べられなかった時期は良質のたんぱく源である納豆はとても貴重で、余った漬物や野菜を細かく刻み量を増やして食べたのがはじまりだといわれている。身近にある野菜を使いその切れ端も大切に使う、おばあちゃんの生活の知恵から生まれた料理である。また、手軽につくれて効率良く栄養を摂取できることから厳しい自然環境で生活していた先人たちにとって大切な栄養素でもあった。つくり方は各家庭によって微妙に違い、好みでいろいろな食べ物を合わせてつくることができるためバリエーションが豊富である。

歴史・由来・関連行事

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

南魚沼の名門老舗旅館「龍言」と将棋タイトル王座戦

軟派な諸兄には「南魚沼といえば美女旅」だが、硬派な諸氏には「南魚沼といえば将棋と龍言」と覚えて頂きた

記事を読む

Evernote と連携した富士通 ScanSnap(スキャンスナップ)がスゴイ:保存すべき紙資料が激減した

昨年着任して以来、少しずつ研究室の設備を充実させてきたのだが、その中でのベスト・アイテムが、最近購入

記事を読む

南魚沼の「雪国まいたけ」が5年ぶりに再上場|その背景で創業者はなんとカナダで再挑戦

新潟県南魚沼に本社を構える企業でもっとも有名なのが、この「雪国まいたけ」ではないだろうか? みなさん

記事を読む

グランドスラム初優勝を目指す錦織圭の全仏オープンテニスを、SlamTracker でデータ分析しながら応援しよう

グランドスラムでのベスト8進出が、もはや驚きではないということ自体に驚かされる錦織圭のテニス。現コー

記事を読む

欧州サッカー・チャンピオンズリーグはここからが面白い|WOWOWの超おすすめ目玉コンテンツ

コロナ禍にあっても少しずつこれまで同様のスポーツ大会が開催されるようになってきた。先月のテニス全豪オ

記事を読む

将棋竜王戦ランキング戦決勝|杉本八段と藤井七段の師弟対決が素晴らしかった

前回、「藤井聡太七段が先勝|現役最強棋士・渡辺棋聖とのタイトル戦」でも書いたように、いま将棋がむちゃ

記事を読む

日本酒の一大イベント「にいがた酒の陣」に行ってきた

さてさて先日紹介したように、新潟県内約100の日本酒蔵元が勢揃いするのがこのイベント「新潟淡麗にいが

記事を読む

2023年ニューヨークタイムズ紙が選ぶ世界で行くべき52ヶ所

毎年恒例、ニューヨークタイムズ紙が選ぶ、今年訪れたい世界の都市52ヶ所。2023年のリストはこちらの

記事を読む

sakeno jin 2014

新潟の冬、日本酒の冬、「酒の陣」へいざ出陣

ご存知のように新潟は全国指折りの酒処。県全体で90を超える蔵が今も酒を造り続けており、この数は都道府

記事を読む

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が3年ぶりのフル開催となった。じ

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑