食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週
さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーンも、いよいよ今週末3月19日で終了となる。みなさん、食べ残しはありませんか?
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炊き上がりのハリと艶、1粒1粒が主張するコシの強い独特の食感、芳醇な香りと旨み。『この日本一の米で皆さんの本気の大盛丼、作っていただけませんか。』老舗食堂のご主人、レストランの若きオーナーシェフ、寿司屋の親方、この米の魅力を知り、この米に惚れ込んだこの街の料理人たちの本気が続々と集まった。新潟の恵まれた山海の幸とともに南魚沼を心ゆくまで味わってほしい。今年で8年目、63杯の『南魚沼、大盛 本気丼』日本一のコシヒカリにふさわしい63の本気が今年も南魚沼で始まります。
(本気丼とは)
コロナがあったとはいえ、年々パワーアップしてきたこのイベント、南魚沼地元民はもちろんのこと、県外からも多くのファンが押し寄せ、秋の観光シーズン等は人気店に長い行列ができるほどだ。こうやって美味しく食べて飲んで笑って遊んで、これまで累計36万食以上が、数多くの胃袋を満足させてきたのである。
『南魚沼、本気(マジ)丼』キャンペーンとは、日本一の食味を誇るコシヒカリの産地としてのブランド力向上と交流人口数の拡大を目的とした食のキャンペーンです。「産地にしかできないこと」をテーマに、ブランド米として高価で希少というイメージの強い南魚沼産コシヒカリを、市内外の人にお腹いっぱい味わってほしいという企画です。ごはんと具をそれぞれの尺度で大盛りにしたイチオシ丼ぶりを提供していただきます。南魚沼の本気の味を堪能していただきたいという意味をこめて「本気(マジ)丼」とし、呼びやすさを重視して「マジドン」と命名しました。
(日本一の南魚沼産コシヒカリ)
そんな、最高に旨いイベントもいよいよ今週がラストということで、僕ももちろん行ってきましたよ、最後の一店はこちらの、「鹿小屋」さんです!田んぼの真っただ中に佇む「お食事処」のこの店は、南魚沼有数のパワースポットでもある
雲洞庵からもほど近い。総けやき造りの家屋は200年を越える古民家を移築したものであり、店内も歴史を感じる趣が特徴的である。
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店の入り口はこのような雰囲気で、村上市の風物詩にもあるように鮭が軒先にぶら下がっているのが目をひく。
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そんな「鹿小屋」さんで頂いたは、もちろんここ南魚沼の郷土食としても知られる「きりざい丼」だ。今回の本気丼キャンペーンでは「雪国の美食 ばあちゃんのきりざい丼」と命名されているので、ぜひ今週中に食べに行ってみて!
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さてこの「きりざい」とは一体何なのか?新潟県外の方にはほぼ無名といってもよい、南魚沼の郷土グルメだが、はっきり申し上げて新潟県内でもぜんぜん知られていないのが実情だろう。というわけで、この写真をみても正体不明であるだろうから、ぜひともこちらの解説をご覧になって頂きたい(にいがた観光ナビ「郷土料理の「きりざい」とは。「きりざい丼」食べ比べ/南魚沼市」)
そしてもうひとつ参照して頂きたいのが、なんと農林水産省の公式サイトである。こちらの「うちの郷土料理|次世代に伝えたい大切な味」でもまた、新潟県の地元料理としてのきりざいが紹介されているのだ。というわけでぜひ、南魚沼に来たら郷土の名物きりざいを、そして恒例イベント本気丼でも大いに味わってください。
「きりざい」は、納豆に刻んだ野菜を混ぜ合わせた魚沼地方に伝わる郷土料理。きりざいの「きり」は切ること、「ざい」は野菜の「さい」の意味を表す。その歴史は古く、戦国時代には武士が兵糧として持ち歩いていたという記録が残っている。南魚沼地方は雪深く、冬の間長く雪に閉ざされたことから長期間保存が効く漬物や干物などの保存食文化が根付いた。肉や魚がほとんど食べられなかった時期は良質のたんぱく源である納豆はとても貴重で、余った漬物や野菜を細かく刻み量を増やして食べたのがはじまりだといわれている。身近にある野菜を使いその切れ端も大切に使う、おばあちゃんの生活の知恵から生まれた料理である。また、手軽につくれて効率良く栄養を摂取できることから厳しい自然環境で生活していた先人たちにとって大切な栄養素でもあった。つくり方は各家庭によって微妙に違い、好みでいろいろな食べ物を合わせてつくることができるためバリエーションが豊富である。
(歴史・由来・関連行事)
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