これは経費で落ちません|経理部が見つめる人間模様
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最終更新日:2019/08/16
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NHKで現在放送中のドラマ「これは経費で落ちません!」が面白い。多部未華子が演じるアラサー独身女子・森若沙名子は、貸借対照表のごとく、「何事にもイーブンに生きる」をモットーに、回ってくる領収書や請求書をチェックする。それぞれの伝票には、金額や最低限の事由しか書かれていない。だが、よくよく精査すると、そこにはこの経費に関わった人々の怪しい事実や、はたまた悩める人生まで見えてくるー。
というストーリーなのだが、毎回毎回、登場人物のエピソードが実に生々しくそしてせこく、会社の経費でこれを買おうとする人、確かにいるわー、と思わずにはいられないのである。また、主役の森若さんのように、頭が固くて融通がきかない人(でもそのぶん信頼もできる)、こんな人も確かにいるよねえ、と何とも身近に感じる物語が展開されていくのだ。
原作は青木祐子の同名小説で、既にコミカライズもされているが、今回のドラマ版はじつに面白いのでぜひ今からでも見てみて欲しい。次週の放送がこんなにも待ち遠しいドラマなんて、ひさしぶりかも知れないな。
森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。最近、そんな気配のなかった同期に恋人ができて、少し迷いが生じている。ある日、営業部のエース・山田太陽が持ちこんだ領収書には「4800円、たこ焼き代」。経理からは社内の人間模様が見えてくる?
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