2022年ニューヨークタイムズ紙が選ぶ世界の52ヶ所
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毎年恒例、ニューヨークタイムズ紙が選ぶ、今年訪れたい世界の場所52ヶ所。2022年のリストはこちらの通りだ。”The 2022 list highlights places around the globe where travelers can be part of the solution.” と説明されているように、こんな時代だからこそ、近年のオーバーツーリズムや気候変動で疲弊したところではなく、より自然に触れ、あるがままの魅力に溢れた場所が選定されたということだ。日本からは19位に京都がランクイン、これからのお花見の季節を迎え、春爛漫の京都に行ってみたくなるじゃないか。海外にはなかなか行けない今だからこそ、その先の日本を見に行こう。
また、ご存知の方も多いと思うが、コロナ禍で海外旅行がほぼすべて失われしまう中、ベストセラーの海外旅行ガイドを出版してきた「地球の歩き方」シリーズも想像もできなかったほどの苦戦を強いられている。そんななか同社がアイデア勝負で出した『地球の歩き方 ムー』が大きな話題に。コロナの前からそもそも行けなかった異世界と幻の大陸を取り上げるという大逆転の発想がじつに素晴らしい!
そして同社はその後、東京オリンピックに合わせて『地球の歩き方 東京』を出版し、これもまた今まで知らなかったトーキョーを、かつ外国人視線で見つめなおすまたとない機会を提供してくれるものとして異例のヒット作となったのである。
そんな地球の歩き方シリーズの最新作が、まさに今から出版されるこの「京都」偏なのである。これは実に目の付け所がシャープでいいよ!なにしろ京都というのは、日本人ならそれこそ誰だって知っている場所であり、歴史として学んだ都なのだから。修学旅行で言った思い出がある人も多いはずだ。それなのに、僕らは果たしてどれだけ京都のことを知っているだろうか? そんないっぽ踏み込んだニーズにこたえてくれるのが、この地球の歩き方シリーズ日本国内偏なのである。
コロナ禍だからこそ気づくこと、行ける場所があるのだ。それを教えてくれる地球の歩き方編集部は、かつてない危機だからこそ必死の思いで、大逆転のアイデアをひねりだしたのだろう。その熱い思いにこたえ、そうだこの春休みには、今こそ京都に行こうじゃないか。
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