*

「工場の祭典」が今年も新潟・燕三条で開催中

公開日: : 最終更新日:2017/10/01 アート, 南魚沼・新潟

さて、今年も「工場の祭典」フェスティバルの時期がやってきましたね。もうご存知ですよね、新潟県燕三条地域に集積する中小企業がそろってその技術や職人を紹介する一大イベントだ。普段は見ることのできない工場の奥深くまで探検できるだけでなく、実際にモノに見て触って体験できる貴重な機会となるだろう。以下は僕が以前に訪れた際の簡単なレポートだが、その後毎年毎年スケールを拡大し、いまではずいぶんと大きなイベントにまで成長している。今年行かれる方、ぜひ楽しんできて!

 

———————-

今週末、新潟県の燕三条で「工場の祭典:Factory Festival」が開催中だ。去年初めて開催され多くの注目と来場者を集めたイベントで、僕はもちろん去年行って来ましたよ!

「燕三条 工場の祭典」は、10月2日から5日までの4日間、金属加工の産地、新潟県燕三条地域で一斉に開放されるイベントです。さまざまな工場を訪れ、ものづくりを体感できるこの祭典。普段はとじられている工場の中で、職人たちの手業を直接みて、彼らと対話し、ワークショップに参加することもできます。そんなものづくりの内側は、きっと多くの人に新しい発見をもたらすことでしょう。職人たちのものづくりにかける思いや誇りがつまった燕三条の工場を巡る旅に、ぜひ足をお運びください。

 

kouba1

kouba2

kouba3

 

普段は公開していない工場の奥深くまで見学でき、しかも職人さん自らが技術や加工プロセスについて説明してくれるばかりか、その場で体験までできちゃうという、好きな人にはたまらない企画です。もちろん僕はそういうのが大好きなもんだから、昨年は朝から晩まで一日中楽しんできたことは言うまでもあるまい。今年も継続して開催されたというのが嬉しい限りだ。

 

ちなみに、燕三条といえば銀食器の生産地として歴史的には名が通っている。小中学校の教科書でそう習った記憶がある人も多いだろう。しかし近年はむしろ、初代iPod の鏡面仕上げを実現した研磨加工技術の高さとして知られている(参考記事:『iPod』を支えた日本の職人技)。食器に包丁に爪切りといった伝統的な製品に加え、こうした磨きの技術が蓄積されていることがこの地域の特色であり、かつ今回の「工場の祭典」でも間近に見ることができるものなのだ。

 

思わずお土産に買いたくなるグッズも盛り沢山だったのだが、やはり一番のオススメはビアタンブラーということで、僕も昨年ちゃんと買って帰りましたよ。下の写真、よなよなビール達に隠れてしまっているが、奥に見えるのがマイ・タンブラーだ。

yona-yona-beer

 

今では毎回欠かさず使うほど馴染んでいるのだが、この泡立ちのよさに保温力の高さ、そして何よりもこの磨き仕上げの美しさ!美味しいビールを飲もうと思ったら、缶のまま飲むなんてもってのほか。グラスもいいんだけど、タンブラーはもっとずっといいぞ。美味しく美しく、ビールを飲もうじゃないか。

 

 

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

カブトムシと祭りと日本の夏

ままま、マジですかっ!家の裏でカブトムシを発見しました!いやぁ、カブトムシってデパート以外にもちゃん

記事を読む

うんち終了2日前:おすすめ企画展「トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」

「この夏休みどこか1か所出かけるとしたら、ここでしょ!」と、僕が激推しした「トイレとうんち展」が、い

記事を読む

minami uonuma library 3

リニューアルオープンしたばかりの南魚沼市図書館に行ってきた

今月リニューアルオープンした南魚沼市図書館に、早速行ってきたぞ。六日町駅前に立地しているこの図書館。

記事を読む

今年の夏は「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレへようこそ!

3年に一度開催される国際芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレをご存知だろうか?この「大地の芸術祭」は

記事を読む

アートで生まれ変わった清津峡渓谷トンネル|越後妻有アート・トリエンナーレ「大地の芸術祭」の舞台へ

9月の連休を皮切りに、これから秋の行楽シーズンがはじまる。もちろん今年はコロナ禍でこれまでと同じよう

記事を読む

誰もいなくなった東京にそして人が戻り始めた|中野正貴が切り撮るTOKYOの空気

9/27土曜日のTBS「情熱大陸」をひさしぶりに観た。今回どうしてもこの番組を見ようと思っていたのは

記事を読む

越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」|おすすめの読むべき4冊と訪れるべき5ヶ所

「今年の夏は「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレへようこそ!」で紹介したように、今年は3年に

記事を読む

日本に残る最後の秘境へようこそ|東京藝術大学のアートでカオスな毎日

いよいよこの書籍が文庫化されましたね。そう、2016年に出版され大きな話題となった一冊『最後の秘境

記事を読む

東京藝大で教わる西洋美術の見かた|基礎から身につく「大人の教養」

2022年1月3日から、BSイレブンで新番組「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」が始まる。これはぜひ

記事を読む

盗作と贋作のフェルメール|美術作品にまつわる犯罪史

先日NHK-BS で放送された「アナザーストーリーズ 運命の分岐点『フェルメール盗難事件 史上最大の

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑