クラウドソーシングを使って優秀なリサーチアシスタントを早く安く簡単に探す
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最終更新日:2017/05/22
オススメ
英語論文の校正にかかる費用と時間というのは、多くの研究者を悩ませるところだろう。安くて早くて質のいい校正サービスがあれば文句なしなのだが、そんなものあるはずもなく、良いサービスには相応の値段がかかり、低価格になるほどそれなりの仕上がりになるのが世の常というものだ。
ところが、である。世界中のフリーランサーに論文校正を依頼してみたら、めちゃくちゃ安くて、ものすごく早くて、驚くほどクオリティが高いじゃないか!というのが、世界最大級のクラウドソーシング・サービス Freelancer.com を使ってみた僕の以前の感想である。それはもう目眩がするほどのショックだったのだ。
- 英語論文校正・校閲おすすめサービスの使い方: 世界最大のクラウドソーシング Freelancer.com が早くて安い
- クラウドソーシングの衝撃:世界最大手Freelancer.comの上場と業界再編
そんな衝撃のクラウドソーシングを今度は別の作業で利用してみたので、今回はその経験を報告しておきたい。まずは依頼するプロジェクトだが、今回はデータ収集・整理・入力関連の作業をお願いすることにした。研究者であればリサーチ・アシスタントに依頼することも検討するだろうが、英語の作業であれば大半の場合はこうしたクラウドソーシングを通して発注した方が安く早く仕上がると思う。
以下が僕が依頼した作業であり、具体的な発注概要とともに、予算としては$250 から $750 くらいまでを考えているということを表明する。

そして、この発注書を投稿して本当に数秒で最初の入札があり、1時間もたたないうちに約20名がこの作業に応募してきた。半日待ち、結果的に26名からの入札があり、その平均入札額が$392 となったところで、このうちの誰に依頼するかという次のステップへと移った。
一番安い値段を提示してきた候補者はもちろん魅力的ではあるが、こちらとしては安かろう悪かろうの仕事ぶりでは困ってしまうわけであり、だからこそ選定には慎重に慎重を期する。具体的には、それぞれの入札者の保有スキルや過去の経験、そして評価点などが重要な情報となる。
そうやって吟味した結果、今回は $290 を提示してきた入札者に作業を依頼することとなった。つまりこの時点で契約成立となり、仕事がスタートすることとなる。依頼した作業が終わり、アウトプットを受け取り、支払いを済ませてこのプロジェクトが完了することになるのだが、それぞれのステップでの注意点については、「英語論文校正・校閲おすすめサービスの使い方: 世界最大のクラウドソーシング Freelancer.com が早くて安い」で詳しく解説した通りである。
いずれにしろ、この作業を誰かに依頼しようと発注してから半日で応募が出そろい、翌日には既に仕事が始められるのである。もしもこれを大学内でリサーチアシスタントを募集しようとしたら、告知して面接して選択して説明してとそれぞれに時間がかかり、翌日から仕事を始めてもらうなどということは難しいだろう。だからこそ、クラウドソーシングなのである。この世界最大級の Freelancer.com は、ビジネスパーソンだけでなく、研究者にとっても大変使い勝手のよいサービスであるのは間違いない。もしも次回、自分の研究でリサーチアシスタントを採用することがあるならば、このサービスを利用してみることも考えてはいかがだろうか。早くて安くて優秀で、非常にすぐれものだと強くおススメできます。
しかも今なら、以下のキャンペーンが実施中で、新規入会時に$20のクーポンがプレゼントされるので、興味ある人はぜひこの機会にこのサービスを使い始めてはどうだろうか。
Amazon Campaign
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