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定番ボードゲーム「モノポリー」もクラウドソーシングする時代へ

公開日: : 最終更新日:2015/06/10 ニュース, ビジネス・経営者

“Rethinking Monopoly: Rules of the game” という先日のEconomist誌の記事。定番ボードゲーム「モノポリー」が、ユーザーたちが勝手に考えて利用しているルールを、正規のものとして認定しようというもの。大変に興味深い。

THIS week in the print edition we plan to write about Hasbro’s move to crowdsource new rules for Monopoly. It will allow fans to choose from an array of ten popular but unofficial house rules (such as receiving $400 rather than $200 for passing “Go”; collecting fees and taxes in the centre of the board and awarding them to players that land on Free Parking and requiring players to complete one full circuit of the board before they can start buying property). The most popular will become official rules.

 

monopoly gamephoto credit: John-Morgan via photopin cc

 

以前にも紹介したが、僕はアメリカ滞在中、宣教師のアニキの家で思わず夜を徹してボードゲームにハマってしまったのだが、そのときに本気でプレイしたのが「モノポリー」そして「カタンの開拓者たち」だったわけである。



 

そのモノポリーが、ゲームのルールをクラウドソースするなんて、それはやっぱり驚きの事件と言っていい。先日書いた「クラウドソーシングの衝撃」では、主にビジネスの世界で個人to個人で受発注する流れが大きくなっていることを紹介したが、今回のモノポリーのルール・クラウドソーシングでは金銭面での報酬は発生しないものの、ユーザーとしては自分たちの自己ルールが認定されるという承認が大きな非金銭的報酬となっているのだろう。

 

実際にどれくらい応募があるものなのか、そして採用したルールが一般受けするものなのか、それは蓋を開けてみなければ分からない。それでもこういう動きが出てきたということそのものが、大変に現代的であり興味深い取り組みであると思われる。クラウドソーシングという大衆の知恵をどう活用するのか、その機会は大きく広がっており、それこそ企業側の知恵が問われているのだろう。

 

クラウドソーシングの現状については昨年出版された『クラウドソーシングの衝撃』が、そして集合知というものの本質については『みんなの意見は案外正しい』が上手くまとめていると思う。

 

クラウドソーシングの衝撃

 

「みんなの意見」は案外正しい

 

集合知とは何か – ネット時代の「知」のゆくえ

 

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