ゲーマーとお金|さらなる有望産業 eスポーツビジネス
ご存知のとおり今回の東京五輪からは、スケートボードや、サーフィン、そしてスポーツクライミングといった競技が、正式種目として加わった。スケボがオリンピックに?なんて思っていた人も多いと思うが、ここに登場する選手はメダリストはもちろんのことそれ以外も、とくにアメリカでは大人気のスーパースターだったりするわけだ。そうなると、未来の五輪では、プロゲーマーの人たちがオリンピアンとして登場するというのも、あながち夢物語ではないのかも知れない。
◎世界的なムーブメントとしてオリンピックの正式種目に検討されるなど大注目!急成長するeスポーツの”超”入門書
「eスポーツがオリンピック種目になる?」
「高額の賞金が出る! 」
「eスポーツが中高生の部活動でも採用」eスポーツはテレビのニュースをはじめ、さまざまなメディアでここ最近話題になっています。「eスポーツ」という言葉を聞いたことがある人は少なくないかもしれませんが、では「どういうものなのか?」と説明できる人は、どれだけいるでしょうか?本書では、次のような内容を中心に、「eスポーツとは何か?」から、そのしくみ、プロゲーマー、お金のことをはじめ、eスポーツの世界をとことん解説していきます。
・なんでこんなに盛り上がっているのか?
・プロゲーマーになるには? 収入は?
・今からはじめるにはどうすればいい?
・関連する仕事には、どんなものがある?
・活性化するビジネスの数々
・eスポーツビジネスは儲かるのか?さらに、現役で活躍するプロゲーマーのインタビューの他、eスポーツ専門アナウンサー、チーム運営者、そしてセカンドキャリアを歩む人など、eスポーツ界の要チェック人物6名のインタビューも収録。はじめての人も、乗り遅れている人も、この1冊ですべてわかる!
世界中でプロスポーツビジネスが著しく市場規模を拡大し続けており、日本でも有望な産業として期待されるところだが、その急成長ぶりとコアなファンによる熱狂ぶりでは、eスポーツはものすごいものがある。ゲーム誌『ファミ通』の発表では、以下のように2020年時点での日本のeスポーツ市場規模は約67億円。それが2024年には180億円超にまで急拡大すると見込まれている。
そんな急成長市場を支えるのが熱心な若年層ファンである。eスポーツの試合観戦者、動画視聴経験者も増加を続けており、その熱狂はますます加速していくことだろう。
ひと昔前なら、テレビゲームに没頭する子供を親が叱るという光景が一般的だっただろう。しかし今や時代は大きく変わった。スケボのうまい子がオリンピック金メダリストで世界のスーパースターであるのと同様に、たかがゲームを極めた少年や青年がミリオネア・ビリオネアとして名を馳せる新時代なのである。就職せずにユーチューバー、進学せずにeゲーマー、なんてのが普通の進路になる日も近いかも知れない。いろいろと窮屈なこともあるだろうが、今の子供たちはそんな面白い、かつてないほどエキサイティングな時代をこれから生き抜いていくのだろう。
「たかがゲーム」って思っていませんか?
実は、プロゲーマーには有名大卒の高学歴が多い。
麻布高校から東大へ進学、そしてプロゲーマーとなり『ストリートファイターV』で世界チャンピオンに輝いた、ときど選手。2018年に『シャドウバース』の世界大会で優勝し賞金1億円を獲得した、現役明治大生のふぇぐ選手……彼らに代表されるように、「ゲームが強い人」は、「勉強もできる人」なのだ。
「ゲームを頑張る力と、勉強を頑張る力には相関があるに違いない」――自身もプロゲーマーである著者は、さまざまなゲームのトッププレイヤーにインタビュー。世界を代表するトッププロゲーマーの頭の中を明らかにした。
Amazon Campaign
![follow us in feedly](http://s3.feedly.com/img/follows/feedly-follow-rectangle-volume-big_2x.png)
関連記事
-
-
英語アカデミック・ライティング最高の一冊に日本語版が登場
英語のアカデミック・ライティングの書籍は数多くあれど、いやだからこそ、どの一冊を選べばよいか、悩んで
-
-
Kindle電子書籍でわくわく読む、角川書店の初心者向け数学シリーズ
今年はますます電子書籍市場の拡大に拍車がかかりそうだ。「2018年には米国と英国で紙書籍を追い抜くか
-
-
野村克也の頭脳とデータ|戦後初の三冠王そして名監督としての実績と名声
日本のプロ野球界に燦然と輝く実績と名声。戦後初の三冠王の栄誉を手にした名キャッチャーにして、監督とし
-
-
Kindle電子書籍で安く読める、経済学および統計学の教科書
電子書籍の普及がますます加速しているが、大学や大学院で使う教科書はまだまだ電子化が遅れている。しかし
-
-
敗れざる者たち|藤井聡太に失冠したトップ棋士たちの言葉
もちろん、もう読みましたよね?藤井聡太二冠を表紙にすえ、初めて将棋を特集したスポーツ雑誌Number
-
-
アメリカ連邦最高裁、49年前の判断を覆す|今こそ憲法で読むアメリカ史
すでに日本においてもニュースや新聞を始めとする各種メディアで報道・解説されている通り、アメリカ連邦最
-
-
2016年のベストセラー書籍トップ10冊
2016年も残すところあとわずか。それでは今年も本ブログを通じてのベストセラー書籍を上位10点紹介し
-
-
人はなぜ走るのか?を問う『Born to Run~走るために生まれた』は、米国ランナーのバイブル
米国で異例のベストセラーとなり、何度目かのランニング・ブームを引き起こした一冊『Born to Ru
-
-
欧州サッカー・チャンピオンズリーグはここからが面白い|WOWOWの超おすすめ目玉コンテンツ
コロナ禍にあっても少しずつこれまで同様のスポーツ大会が開催されるようになってきた。先月のテニス全豪オ
-
-
今年のノーベル経済学賞はアメリカの労働経済学者3名が共同受賞
今年のノーベル賞受賞者が発表されるなか、いよいよ経済学賞の受賞者が明らかとなった。それは、「『自然実