地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂
J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4戦を終えたばかりとはいえ現在負けなしで堂々の2位につけている。前節では常勝軍団である川崎フロンターレに対し、伊藤涼太郎の個人技が光るミドルシュート(動画確認)がズバリ決まり、見事1-0で勝利した。

さて、そんなアルビは、実はJリーグが掲げる地域密着チームの優等生だということをご存知だろうか?例えば、昨年のJ2における各チームの観客動員数をご覧頂きたい(ランキング参照)。この表から明らかなように、一年を通したホームゲーム平均入場者数は、新潟が圧倒的なトップで約15,000人と、二位の仙台約9,000人を大幅に上回る数字を叩き出しているのだ。
これだけ地元に愛されるアルビだからこそ、早くも辿り着いたのがこちらの大記録だ。 なんと、ついにホームゲーム通算1,000万人を突破したのだ。しかも、レッズとマリノスという名門チームに次いで3クラブ目。しかも、マリノスよりも早い到達というじゃないか。こんなにも新潟が盛り上がっているなんて、県外では知られていないことが多いのだが、これが現実である。
J1アルビレックス新潟は4日のホーム開幕ゲームで2万5468人の観客を集め、リーグ戦(J2含む)のホームゲーム通算入場者数は1000万971人となった。通算446試合目での1000万人突破は、93年のJリーグ創設時から参加する浦和(338試合目)と横浜(459試合目)に次いで3クラブ目。446試合目は浦和に次ぐ2番目のスピード到達で、「オリジナル10」以外では99年参加の新潟が初めて。
(日刊スポーツ)
というように、サッカーと言えば新潟、新潟といえばアルビくらいのイメージがぜひとも定着して欲しいものだ。コシヒカリと日本酒だけじゃないんだぜと言わんばかりに、今年のJ1で再びアルビレックスが躍動することを期待している。
Amazon Campaign

関連記事
-
-
【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名
先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」でも紹介していたように、 宇宙
-
-
【再掲】今年の3月14日は世紀に一度のパイの日だった
すでにご存知の通り、3月14日といえばホワイトデー、ではなくて「パイの日」と答えるのが大正解である。
-
-
藤井聡太七段が先勝|現役最強棋士・渡辺棋聖とのタイトル戦
さあ、いよいよ「将棋史に残る決戦」が始まりましたね。そう、弱冠17歳の若き天才棋士・藤井聡太七段。す
-
-
データで考える|史上最高の女子テニスプレイヤーは誰だ?
「データで考える|史上最高の男子テニスプレイヤーは誰だ?」で紹介したように、Financial Ti
-
-
電子書籍市場の急拡大:2018年には米国と英国で紙書籍を追い抜くか
今年は、電子書籍がより一層勢いを増して拡大した一年だったと振り返ることが出来るだろう。2013年の始
-
-
バッタの大群襲来|書籍『バッタを倒しにアフリカへ』が現実に
以前に「若き昆虫学者のアフリカ|いまこそ昆虫が面白い」でも書いたように、昨今にわかに昆虫ブームなのは
-
-
全米オープンテニスを Slam Tracker でデータ観戦しよう
いよいよ全米オープンテニスが始まった。それと同時に錦織圭の初戦敗退。大変残念だけれども、それだけグラ
-
-
戦略アナリストが支える全日本女子バレー|世界と互角に戦うデータ分析術
女子バレーボールのワールドカップもいよいよ終盤戦。リオデジャネイロ五輪への出場権をかけて瀬戸際のニッ
-
-
ウィンブルドン決勝ジョコビッチの優勝をデータで振り返る
さて先日の「テニス・ウィンブルドン決勝|ビッグ・データを制するのは誰だ?」にも書いたように、僕は今年
-
-
熱い将棋の夏|初企画オールスター東西対抗戦のファン投票始まる
近年の将棋界はいろいろと攻めていると思う。藤井聡太二冠のような400年に一度のスーパースター登場に依