六本木ウィスキーヒルズに行ってきた。
昨年末、六本木ヒルズで開催されたイベント「Whisky Hills」に行ってきた。なにしろ「マッサン・ブームに乗っかって、ウィスキー「余市」を飲んでみた:今まで飲まず嫌いでごめんなさい」で白状したように、僕もNHK朝ドラを契機にウィスキーを飲むようになった、超にわかファンなのである。
というわけで、せっかくだからこの機会に、ニッカだけでなくサントリーのウィスキーも、そしてジャパニーズ・ウィスキーだけでなく世界五大ウィスキーを味わってみようと、六本木ヒルズまで行ってみた。ちなみに世界五大とは、日本の他に、スコッチとアイリッシュ、そしてアメリカとカナダである。
さて、クリスマスということもあり、六本木ヒルズ自体は大変な混みようだった。イルミネーションも綺麗だし、ドイツ・フェスティバルや「ティム・バートン展」も開催されていて、至るところで行列が続いていた。
一方のウィスキーヒルズのイベント会場は、屋外であったことと当日は強い風が吹いていて寒かったこともあり、そこまでの混雑ではなかった。そのため、特段ならぶことはなく、さっとお目当てのウィスキーを選ぶことができた。
個人的には、ジャパニーズ・ウィスキーの中でもサントリー「響」がその香りも含めて最も美味しく感じた。初めて飲んだけど、一杯あたりものすごい少量グラスだったので(苦笑)、今度はぜひボトルを買って、自宅で飲んでみたいと思った次第だ。と思っていたら、なんと本日の Kindle 日替わりセールが、『マッサンとリタ ジャパニーズ・ウイスキーの誕生』ではないですか!
「マッサン・ブームに乗っかって、ウィスキー「余市」を飲んでみた:今まで飲まず嫌いでごめんなさい」でも書いたように、僕自身は、ニッカ創業者の竹鶴政孝自身が書いた『ウイスキーと私』、そしてその孫が書いた『ウイスキーとダンディズム 祖父・竹鶴政孝の美意識と暮らし方』を、両方ともに大変興味深く読み、政孝の確固たるポリシーと頑固なまでのスタイルにいたく感銘を受けたわけである。
本書『マッサンとリタ ジャパニーズ・ウイスキーの誕生』は、英国人研究者が著した一冊ということで、僕が既に読んだ上記2冊とはまた異なった視点から、竹鶴政孝とジャパニーズウィスキーの歴史に光を当てるものとなっているようだ。ぜひ読んでみたいと思う。
Amazon Campaign
関連記事
-
捏造と背信の科学者:繰り返される不正と、研究者の責任ある行動
STAP細胞の件で改めて考えさせられたのは、なぜこの一件だけではなく、研究不正・論文捏造がこれほどま
-
3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ
先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が3年ぶりのフル開催となった。じ
-
ついに将棋界の頂点に|渡辺明・新名人のあまりにも遅かった到達
「魔王」渡辺、将棋界頂点に 縁遠かった名人位、36歳でついに(毎日新聞)等の報道にあるように、ようや
-
新しい Kindle Paperwhite を4,000円オフのキャンペーン価格で買った|電子書籍専用リーダーはやっぱり快適
長いこと愛用してきた Kindle Paperwhite だが、ついに先月新製品が発売され、しかもそ
-
バレンタインの統計学と経済学
明日は男性諸君が待ちに待ったバレンタインデーですよね!? というわけで以下のエントリを再掲。そして、
-
新潟県内最大級のイベント「新潟淡麗にいがた酒の陣」本日開幕
北陸新幹線の開業に沸く本日3月14日。新潟で今年もいよいよ始まりましたよ、酒の陣!これは10万人以上
-
出版不況なのに「TikTok売れ」で緊急重版|あの実験的小説の新しい売り方・売れ方
先日紹介した書籍『10代のための読書地図』は、本当におすすめなので、ぜひまだの方には読んでみて欲しい
-
最先端のゲーム開発を支える線形代数の基礎講座|セガ社内勉強会資料を無償公開
ゲーム開発で知られるあのセガが、社内勉強会で用いた数学の資料を無償で公開している(公式ブログ)。サイ
-
2014年の囲碁賞金王・井山裕太|盤上の宇宙と独創の一手
囲碁の2014年獲得賞金ランキングが確定したというニュース(朝日新聞)。 2014年の囲碁棋士の賞
-
サッカー監督の経済学:シメオネ率いるアトレチコ・マドリードの躍進
スポーツ選手の成績は数字に如実に表れる。野球の野手なら打率や本塁打数、投手なら奪三振数や防御率といっ