*

全仏オープンテニス2019|グランドスラム初制覇を目指す錦織圭の戦い

公開日: : スポーツ

錦織圭、昨日のベスト16の試合では、雨天順延2日間に渡るフルセットの末に地元フランスのペールを破り、いよいよベスト8進出となった。試合結果のスタッツからも、その死闘の様が伝わるだろう。

 

 

 

そんな錦織は、その前の3回戦でもやはりフルセットを戦っている。二週間に渡るグランドスラムで優勝を目指すのであれば、その他のビッグプレイヤーのように序盤戦ではなるべくストレートで相手を下す省エネの試合を心がけ、そして準々決勝くらいからもう一段ギアを上げて行く必要があるはずだ。

 

 

 

 

錦織圭の次の相手はクレーの王者ナダルである。これまでの勝ち方からも、省エネできたナダルと、激闘を続けてきた錦織と、体力面では圧倒的にナダルに分がある。それでもなお、我々は錦織に期待しているのである。こんな日本人テニスプレーヤーは今までにいなかった。ひょっとすると今後も生まれないかも知れない。だからこそ我々はその決定的瞬間を目撃するべきだし、それに向けた彼の孤独な戦いを応援したいのだ。準々決勝でナダル、準決勝でフェデラー、そして決勝でジョコビッチと対戦することを想像するのは、それだけでもう楽しいじゃないか。がんばれ、錦織! ナダル戦は本日夜、WOWOWで生放送!



Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

日本代表はなぜ負け続けるのか|サッカー・データ革命はどこに?

サッカー・ロシアW杯出場を賭けたアジア最終予選が始まった。と思った矢先に、対UAE戦にホームで敗れる

記事を読む

欧州サッカー・チャンピオンズリーグはここからが面白い|WOWOWの超おすすめ目玉コンテンツ

コロナ禍にあっても少しずつこれまで同様のスポーツ大会が開催されるようになってきた。先月のテニス全豪オ

記事を読む

野村克也の頭脳とデータ|戦後初の三冠王そして名監督としての実績と名声

日本のプロ野球界に燦然と輝く実績と名声。戦後初の三冠王の栄誉を手にした名キャッチャーにして、監督とし

記事を読む

オリンピック女子選手とチームが大活躍

昨日8/6金曜日のオリンピック生中継を見ていた人は、何度も涙がこぼれ落ちそうになったのではないだろう

記事を読む

難敵アンディ・マレーをフルセットで倒した錦織が準決勝進出|データで見る全米オープンテニス

思わず早朝からWOWOWで生中継を見てしまった本日の全米オープンテニス。ついに錦織がやってくれて大興

記事を読む

正月の風物詩・箱根駅伝が今年もおもしろい

新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ステイホームの継続と静かな

記事を読む

ワールドカップ決勝へ|ラグビー名将エディー・ジョーンズの勝負哲学

ラグビー・ワールドカップが面白い。まったくもってニワカなんですが、ルールが分かるとラグビーってこんな

記事を読む

puma

サッカー・データ革命の時代に読んでおくべきこの5冊

データ革命が加速する世界最先端の現代サッカー 「ワールドカップの閉幕、そしてデータドリブン・サッカ

記事を読む

錦織の全仏オープンテニス敗戦を、SlamTracker のデータで振り返る

先日は「グランドスラム初優勝を目指す錦織圭の全仏オープンテニスを、SlamTracker でデータ分

記事を読む

戦略アナリストが支える全日本女子バレー|世界と互角に戦うデータ分析術

女子バレーボールのワールドカップもいよいよ終盤戦。リオデジャネイロ五輪への出場権をかけて瀬戸際のニッ

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑