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誰も教えてくれない、科研費に採択されるコツを公開|研究費獲得に向けた戦略的視点2017年版

公開日: : 最終更新日:2017/09/08 オススメ書籍, 研究・論文

今年も9月になり、科学研究費助成事業(科研費)の締切が近づいてきた。自然科学系の研究者にとってはもちろんのこと、経済学をはじめとする社会科学系の研究者にとっても、絶対に獲得したい研究費であり、だからこそこれから締切直前まで、日本中の研究者が申請の作成・修正に膨大な時間を投じることになる。

 

そんな科研費だが、今年の応募からその仕組みが大きく変わることとなった。詳しくは「科研費改革の実施方針」(文科省)で示されているので、今年応募する予定の人はしっかり目を通しておいた方がよいと思う。また、これまでは「若手」が年齢で定義されていたのが、今後は博士号取得からの年数で定義することとなった。つまり、少々遠回りして博士課程に入学・修了した人も「若手研究」に応募できるようになったので、該当しそうな方は忘れずにチェックしておいた方がよいだろう。

 

その他、申請書の作成という具体面でも、その書式に変更が加えられているのでこれも前もって確認しておくべきだ。とはいえ、申請書を書くにあたっての大きな視点に変わりはない。すなわち、なぜこの研究が大事なのか、どうやって実施しどのような成果を期待するのか、といったことを、申請書内で提示された項目をひとつひとつ埋めていく形で完成させればよい。ただし、その時に絶対に忘れてはいけない視点が、「読み手の気持ちになる」ということだ。

 

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photo credit: bookgrl via photopin cc

 

そんな、読み手の視点に立って戦略的に申請書を書き上げる、という極めて大事なことを教えてくれるのが、この『科研費獲得の方法とコツ』というガイドブックだ。過去に提出された実際の申請書を実例として、その成功要因だけでなく失敗要因まで生々しく分析していくのだから、これほど役立つ本はないと断言できる。落とされた申請書を本で一般公開するなどということを快諾してくれた著者やその研究仲間の方々には感謝感謝の言葉しかない。実際に僕自身が科研費を獲得できたのも、間違いなくこの一冊のおかげと思っているし、今後も引き続き目を通し、常に相手の立場で、もっと言えば、一つの申請書を読むのに5分しかかけられない審査員の立場に立って、自分の申請書を見直していきたいと考えている。

 

これだけ役立つガイドラインが多くの人に読まれないわけはなく、だからこそ先日はついに最新第5版が出版されたところなのである。また、毎年申請書の提出締切間際になると本書が一斉に売り切れとなる現象が、まるで風物詩のように見受けられるので、興味がある人は今のうちに早めに買っておいた方がよいと本気で思う。なにしろ、本書を読まずして科研費の申請書を執筆・提出するなんて、地図も持たずに冒険に出かけるようなものなのだから。研究者にとっては絶対必携・先手必勝・大願成就のマスト・アイテムなのである。

10万人以上が活用してきた科研費応募のバイブル新制度に対応した最新版! 第5版も,初めて応募する方,何度も挑戦してきた方を徹底サポートいたします! 今版では,平成29年(2017年)9月の公募から導入される新しい研究計画調書(申請書)の様式,審査のしくみ,審査方式をわかりやすく解説。「科研費改革2018で何が変わる?」,「小・中・大区分って何?」,「若手研究(A)が無くなる?」など。もちろん,これまでにご好評をいただいていた応募戦略,申請書の書き方,採択・不採択後の対応など,門外不出のノウハウも丁寧に説明しています。

 

 

そんな素晴らしい一冊を上梓した著者・児島将康氏がさらに続けて出版したのが、こちらの『科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック』である。今年の申請書を今書いている、もしくはこれから書き始める人にとっては、本書もまた大いに役立つことだろう。というように、日本の研究者にとって一大イベントである、科研費の申請書作成。これらのガイドブックを有効に活用して、ぜひ次の科研費獲得に役立ててください。

とりあえず申請書を書いてみたけれど…。「書き方」の疑問や悩み誤解や思い込みを解消!数多くの申請書を見てきた著者が実例78caseに珠玉のアドバイスを詰め込みました。ベストセラー「科研費獲得の方法とコツ」の実践編!

 

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