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卒業・進級・入学おめでとう|大人になったら自分にベストの国語辞典を自ら選ぼう

公開日: : 最終更新日:2018/03/27 オススメ書籍

桜満開・春爛漫のこの時期、これほどまでに卒業・入学に相応しいシーズンがあるだろうか。日本では今後も秋学期入学の議論が進まない理由の一つとして、ひょっとすると桜の美しさがあげられるかも知れないですね。

 

さて、そんな卒業・入学シーズンを迎え、子供や親戚への贈り物として国語辞典を考えている人も多いと思う。もしくはこの機会に自ら大人の階段を一歩のぼるために、自分で国語辞典を買ってみようと考えている人も多数いることだろう。しかし、自分にベストの国語辞典を能動的に選び取っている人がどれだけいるだろうか?国語辞典なんてどれも一緒なんて、思っていたら大間違いですよ、と僕は声を大にして言いたいのである。

 

そんなときおすすめとなる指針がこの『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』である。国内で入手可能な国語辞典をずらりと揃え、個々の個性と特色を解説するという極めてユニークなこの一冊は、著者サンキュータツオ氏の国語辞典愛にあふれるばかりではなく、じつに実用的なのである。それぞれの辞典のクセを知るためにも、ぜひとも読んでおきたい一冊として強くおすすめしたい。

『新明解』『角川必携』『岩波』など、この世にたくさん存在する国語辞典。いったい何がどう違い、どれを選べばいいの?その悩み、すべて解決します!辞書200冊超をコレクションする、オタクで学者で芸人のサンキュータツオが、辞書の楽しみ方、選び方、つきあい方を徹底ガイド。編者や執筆者の熱い想いと深い哲学が詰まった、ユニークで愛すべき国語辞典たちの、知られざる個性と魅力をわかりやすく紹介。

 

 

そして、本書をきっかけに国語辞典の奥深い世界に関心を持ってもらったならば、この先はぜひともなるべく多くの国語辞典を手に取り、語釈の違いを味わい、なぜそのような差異が生まれてきたのか背景に思いをよせ、そして自らの語彙力・国語力を磨いていこうではないか。国語辞典編纂の裏側にあるあまりにもドラマティックな物語に驚愕するのがこの一冊『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』だ。

一冊の辞書(『明解国語辞典』)をともに作ってきた二人はなぜ決別したのか?なぜ一冊の辞書が二つ(『三省堂国語辞典』『新明解国語辞典』)に分かれたのか?―昭和辞書史最大の謎がいま、解き明かされる。NHKで放映された傑作ノンフィクション(ATP賞最優秀賞)。

 

 

そんなケンボー先生が編纂した「新明解国語辞典」はいまや日本で最も売れている国語辞典となり、そして一方の山田先生が編纂した「三省堂国語辞典」はとくに新語に強いという特色をもつ。こうしたそれぞれの個性を踏まえ、複数の国語辞典を使い分けるのが、大人への第一歩なのかもしれず、だからこそ今、卒業を迎える小中高生や、進級・進学を祝う児童や生徒や学生、そして大学を卒業し社会人としての一歩を歩み始めた人たちにこそ、国語辞典を新たに携えていただきたいのである。

 

具体的におすすめしたい国語辞典は以下のエントリでまとめた通りなので、ぜひご参考にして頂きたい。そしてサンキュータツオ氏がまさにそうであるように、われわれもぜひ豊かな国語辞典ライフをエンジョイしようではないか。Good luck!

 

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