*

お正月に見た映画『スラムダンク』にやっぱり涙と鼻水が止まらない

今年の正月には、あの伝説的人気漫画『スラムダンク』が映画化された『The First Slam Dunk』を見てきたのだが、やばい、涙がとめどなく溢れ出して止まらない。漫画を何度読み返したか分からない、どんぴしゃスラムダンク世代の僕としては、この漫画は電車の中や美容院では絶対に読んではいけないものなのだ。なにしろ、ストーリーが分かっていても、毎回毎回ぐひって涙と鼻水が垂れてくるのだから。
 

 
実に素晴らしい内容であり、ぜひスラムダンク世代の諸兄はもちろんのこと、あの時代をリアルタイムで経験していない若い皆さんにも、ぜひとも観に行ってもらいたい映画と強くおすすめしたい。
 
 

 
 
さて、今まで数多くのライターやコラムニストたちが考察してきたこの名作だが、僕が個人的に好きなのが、満島エリオ氏による一連の文章だ。例えば、「『SLAM DUNK』木暮は“スターではない人間のスター”だ いつか来るかもしれない「その日」を信じ続ける強さ」と題されたコラム。もし原作を読んでいれば、木暮が最高の輝きを放ったあの一瞬が脳裏に浮かぶであろうし、その刹那が来るかどうか分からないなかで三年間闘い続けた彼のたゆまぬ努力に、僕らはみなぐひって涙と鼻水をぬぐうしかないのだ。今回の映画よりも少し前の湘北VS陵南戦もまた、山王工業とはまた別のドラマに彩られた人生の縮図なのである。
 
 

 

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

NHK「プロフェッショナル」東北魂サンドウィッチマンスペシャル

先日は「ついに完結エヴァンゲリオン|ありがとうを君に」で書いたように、監督庵野秀明に4年間も密着した

記事を読む

WOWOW連続ドラマのもうひとつの新作『贖罪の奏鳴曲』、本日スタート

さて、WOWOW「連続ドラマW」シリーズの最新作『翳りゆく夏』が先週放送開始となったばかりだというの

記事を読む

「連続ドラマW」2月のもう一つの新シリーズ『天使のナイフ』本日スタート

昨日も紹介したWOWOWの「連続ドラマW」シリーズ。圧倒的クオリティを誇るこのドラマが、実は昨年10

記事を読む

WOWOW「連続ドラマW」今月の新作『予告犯』がスリリングに始まった

毎月心待ちにしているWOWOWの「連続ドラマW」シリーズ。「大人におすすめの本格的社会派ドラマ」とし

記事を読む

手塚治虫の夢と野望と欲望と嫉妬:アトムとAKIRA

先日のNHK番組「ザ・プロファイラー~夢と野望の人生~」をご覧になっただろうか?テーマは「手塚治虫

記事を読む

天才・奇才のおうち時間|日本に残る最後の秘境・東京藝術大学生の華麗な日常

NHKで放送中の「金曜日のソロたちへ」という番組をご存知だろうか? これは、「ひとり暮らし拝見バラエ

記事を読む

NHK「浦沢直樹の漫勉」がおもしろい|シーズン1東村アキコ編

NHKでこの秋放送されていた「浦沢直樹の漫勉」という番組をご覧になっただろうか?これがものすごく面白

記事を読む

データで考える|史上最高の男子テニスプレイヤーは誰だ?

今年の全豪オープンテニスはジョコビッチの優勝で幕を閉じた。錦織にはもう少し上まで行って欲しかったが、

記事を読む

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」でも紹介していたように、 宇宙

記事を読む

将棋名人がAIに負けた日|人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?

いま、将棋がめちゃくちゃ面白い。藤井聡太という若き天才プロ棋士が、長い歴史を誇る将棋の記録を次々と塗

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑