大学受験間近|なぜ東京藝大は東大よりも難関なのか?
今年も受験シーズンの真っただ中となった。 国公立大入試の2次試験の出願もしめ切れらたところで、全国大学の倍率が出そろったところだ(文科省報道資料)。受験生としては、自分が受ける大学にどれくらい出願があったのか、気になるのは当然だ。そして、今年の倍率が高い大学・学部は次のようになっている。
(朝日新聞)前期で倍率が高い大学・学部等は、国立は東京芸術大・美術(12・2倍)▽鹿児島大・共同獣医(10・3倍)▽東京工業大・情報理工学院(9・6倍)、公立は周南公立大・福祉情報(27・0倍)▽同・経済(12・1倍)▽尾道市立大・芸術文化(10・1倍)など。
ご存知の方も多いかも知れないが、そう、毎年のように受験高倍率で注目されるのが、この東京藝術大学なのである。東京大学が3倍前後であるのと比べると、東京藝大の12.2倍が極めて高い数字であることが分かるだろう。もちろん倍率だけが難関度合いを決める訳ではないが、これゆえにしばしば、藝大は東大よりも入るのが難しいと言われたりするわけなのである。
そんな高倍率の藝大受検を勝ち抜くためには、どんなスキルやマインドが必要なのか。こうした知られざる実態を、作者みずからの実体験ももとにして活き活きと描いたのが、傑作漫画『ブルーピリオド』である。確かにこんなマンガ、今までになかったものであり、それが極めて新鮮な衝撃を与えてくれるのだ。
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
そしてまた、こんな激戦の受験を勝ち抜いてくる奴なんて、だいたいタダモノではないのだ。こうした藝大生のキャンパスライフいやサバイバル生活を確かめるために潜入した記録が、こちらの傑作ノンフィクション『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』だ。漫画化もされているのでぜひ読んでみて、めっちゃ面白いから!
やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約 3 倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。
Amazon Campaign
関連記事
-
-
【おすすめ英語テキスト】英語を英語で理解する、上級英単語集が半額以下のセール
現在実施中の、Amazon Kindle【40%OFF以上】高額書籍フェア には、ちょっとお値段が高
-
-
『ヤバい統計学』著者による新作『ナンバーセンス』で知る、アメリカ大学ランキングの舞台裏
以前に「テーマパーク優先パスの価格付け」でも紹介したように、カイザー・ファング著『ヤバい統計学』は、
-
-
春の入学・進級・入社シーズンに絶対おすすめの国語辞典3選
3月は日本全国いたるところで卒業式が行われる。小学校を卒業して中学生になれば電車もバスも大人運賃だ。
-
-
至高のグルメ(ギャグ)漫画『食の軍師』を、TOKYO MX がまさかのドラマ化
『孤独のグルメ』で新たなグルメ漫画のあり方を提示した久住昌之が、さらなるイノベーションをもたらしたの
-
-
おすすめKindleコミック『幽麗塔』(原作は『幽霊塔』):この漫画の売り方と売れ方がすごい
これまで漫画を読むこともそれほど多くなかった僕だが、「Amazonキンドルが広げたコミック市場:ふだ
-
-
Kindle電子書籍で手軽に読む高野秀行の探検記シリーズは、フィクションかと思うほどの強烈ノンフィクション
高野秀行という作家はものすごく強烈な個性を放っている。「高野秀行はセンス抜群の海外放浪ノンフィクショ
-
-
[おすすめ数学テキスト]政治学・社会学のための数学基礎講座
経済学Ph.D.課程の多くでは、夏の間に新入生向け の数学基礎講座(通称 Math camp)を開講
-
-
盗作と贋作のフェルメール|美術作品にまつわる犯罪史
先日NHK-BS で放送された「アナザーストーリーズ 運命の分岐点『フェルメール盗難事件 史上最大の
-
-
5月25日は「広辞苑の日」って知ってましたか?
「ことばは、自由だ。」というキャッチフレーズでも知られる、岩波書店の「広辞苑」は、国語辞典の代表格と
-
-
戦略アナリストが支える全日本女子バレー|世界と互角に戦うデータ分析術
女子バレーボールのワールドカップもいよいよ終盤戦。リオデジャネイロ五輪への出場権をかけて瀬戸際のニッ
