ブラックホールを初めて写真撮影|いまこそ宇宙論がおもしろい
さて先日は、人類史上初めてブラックホールの撮影に成功したという記者会見が世界中で話題となった。「ブラックホールの写真、一体何を写したものなのか?」といった解説記事も数多くアップされており、いっきに宇宙論が盛んになったと言えるだろう。
だがしかし、宇宙論はこの数十年、しかもここ数年はとくに、たいへんに面白い研究分野であり続けたのである。新しい発見が相次ぎ、優れた解説書が出版され、われわれ門外漢にとっても、専門研究の最前線に触れることができる、とても素晴らしい環境が整っていたのだ。だからこそ以前に書いた「Kindle電子書籍でエキサイティングに読もう、今あらためて宇宙論がおもしろい」でも、宇宙論の格好の入門書を何冊もおすすめしていたのだが、ここにきてブラックホール撮影というさらなる一大イベントがあったものだから、これにも追記していかねばならないな、と思っているくらいなのだ。いまそれくらい、宇宙論が面白いんです。ぜひお手にとってみてください。
Amazon Campaign
関連記事
-
越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」|おすすめの読むべき4冊と訪れるべき5ヶ所
「今年の夏は「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレへようこそ!」で紹介したように、今年は3年に
-
金儲けして悪いですか?村上ファンドを率いた生涯投資家からの痛烈なメッセージ
ホリエモンと言えば堀江貴文、その堀江と言えば? という質問の答えでおおよその世代が分かるのではないだ
-
イメージを掴んで使い分けろ|英語の難所・前置詞を攻略する
以前にも「効果抜群おすすめ英単語超学習法|語源から理解して飛躍的に語彙を広げる」で激推しした、『英単
-
今年のノーベル経済学賞はアメリカの労働経済学者3名が共同受賞
今年のノーベル賞受賞者が発表されるなか、いよいよ経済学賞の受賞者が明らかとなった。それは、「『自然実
-
2016年のベストセラー書籍トップ10冊
2016年も残すところあとわずか。それでは今年も本ブログを通じてのベストセラー書籍を上位10点紹介し
-
NHK短編ドラマ・星新一の不思議な不思議な世界
7/4月曜から始まるNHKの短編ドラマは大注目だ。なにしろ、あのショートショートの傑作をこれまで千編
-
「貧困不良少年」が経済学のスターになった!
という東洋経済オンラインの記事。取り上げているのはハーバード大学経済学部教授のローランド・フライヤー
-
英語アカデミック・ライティング最高の一冊に日本語版が登場
英語のアカデミック・ライティングの書籍は数多くあれど、いやだからこそ、どの一冊を選べばよいか、悩んで
-
これは面白いピタゴラス的発想!|「解きたくなる数学」をビジュアルで考える
以前に「クリエイター佐藤雅彦が好きだ|最新著『ベンチの足』にみるユニークな視点」でも書いたように、僕
-
日本人の9割が間違えちゃう英語表現と英語常識
以前にも紹介したキャサリン・A・クラフト著『日本人の9割が間違える英語表現100』は、面白く読めるエ