アメリカは卒業式シーズン|今年の著名人スピーチ一覧
5月から6月にかけてはアメリカの大学の卒業式シーズンだ。初夏のさわやかな日差しのもと、学校を卒業して新しいステップを踏み出す若人の姿はじつに清々しい。日本の春、桜満開の卒業・入学も素晴らしい光景だが、アメリカのこの時期も本当に素敵だ。
そんな卒業式をさらに華やかにするのが、著名人によるスピーチだ。毎年各大学が競うようにして大物を招待し、それは政治家や起業家そしてスポーツ選手やハリウッド俳優にまで至り、じつに豪華なラインナップなのである。例えば今年であれば、こちらで各大学のスピーカーが一覧にまとめられている。
このリストによれば、例えば5/11にはオプラ・ウィンフリーがUniversity of Southern Californiaで卒業スピーチを行い、翌5/12には元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグが Rice University に登壇となる。そして続く5/13にはアップルCEOのティム・クックが Duke University で卒業生に言葉を贈る。
こうした豪華な顔触れは毎年つづくが、それでは果たして歴代ベストと呼べるようなスピーチは一体どれなのだろうか?もちろん人それぞれの好みはあるだろうが、総じて評価が高く、今も語り継がれているのが次の5つだろう。詳しくは動画付きで「もう一度聞きたい、アメリカの大学卒業式スピーチ5選」で紹介しているので、ぜひ参考にして欲しい。
そんな歴史に残るだろうスピーチの一つが、フェイスブックCOOシェリル・サンドバーグによるものだ。その著書『リーン・イン』でも詳しく語られているように、自分の体験をふまえ、もっと女性に社会で活躍して欲しいと若い後輩たちにエールを贈る。そんなサンドバーグは、今年は6/8にMITの卒業式でスピーチを行うこととなっている。いまどきすぐに動画も公開されるから、これもぜひ見逃さずにチェックしてみてはどうだろうか。こうした著名人が若者に語る内容が印象的であるのと同様に、英語のレッスンにももってこいなのである。
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