Kindle電子書籍で学ぶ、カリスマ同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳
関谷英里子の『カリスマ同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳+70』が現在Kindleで大幅に安くなっている。以前にも前編と合わせて何度もおすすめした本書は、お手軽ながらもとても役立つ一冊だ。
「ネイティブに一目おかれる、キラー英単語」というセールス文句は少々大げさだとしても、こうした言い換えの単語を使ってみるだけで、自分でもびっくりするほど豊かな表現ができるようになるのもまた事実なのである。知っておいて損のない英単語の数々だからこそ、この機会に一読をおすすめしたい。
そして、上記の前後編とともにイチオシの英単語集が、「リズム・トーン・メロディの強弱と切替で考える英語スピーキング」や、「日本人の知らないワンランク上のビジネス英語術」でも紹介した、ドクター・ヴァンスの『ビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100』である。
これも、紹介される「パワー英単語」に置き換えてみるだけで、自分の言葉が驚くほどパワフルに変貌し、説得力のある力強いメッセージとなる。その意味では、スピーキングはもちろんのこと、ライティングでも使える方法なのである。
これまで5回にわたって、英語アカデミック・ライティングのおすすめテキストを紹介してきたが、これに付け加えるならば、「ワード・チョイス」の重要性を痛感させてくれる、上記の関谷英里子やドクター・ヴァンスのテキストを挙げたい。
- 英文ライティングここから始める必読テキスト4選
- よりモダンでクリアな英作文テキスト3選
- アカデミック・ライティングの決定版テキスト
- スタイルとフォーマットで学ぶアカデミック・ライティング
- 英文ライティングの新定番テキスト “The Sense of Style”
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