*

Kindle電子書籍で(不)真面目に読める、おすすめ英語テキスト19冊

公開日: : 最終更新日:2015/07/17 Kindle, 英語

Kindleで安く手軽に読める英語テキスト。まずオススメしたいのは、何と言っても越前敏弥の『日本人なら必ず間違う』シリーズ。これ、実にコンパクトにまとめられているものだから、あっさり簡単な内容なのではないかと思うかも知れないが、実は恐ろしくレベルが高い。だからこそ書籍の帯にある「英語自慢の鼻をへし折る」のコピーが光るのである(参考「越前敏弥の『日本人なら必ず悪訳する英文』は、英語自慢の鼻をへし折る一冊」)。もし英語に自信がないなら、まだ読まない方がいいだろう。もしそれなりに自信があるのなら、まずは最初の一問か二問に挑戦してみてはどうだろか。多分、かなりの確率で鼻をへし折られると思うから。というわけで本シリーズ3冊、大キャンペーン中の今こそ取り組んでみて欲しいものだ。

 

続いておすすめしたいのは、これも過去何度も推薦してきたドクター・ヴァンスの著作。「ワンランク上の英語を目指したおすすめテキストで、英語の思考法とパワー単語を学ぶ」でも紹介したように、僕が本書およびその他の彼の一連の著書から学んだことは、1点目は、リズム・トーン・メロディの強弱と切替であり、そして2点目が、その強弱の強にさらに力を加えるということ。とてもタメになった一冊として推薦したい。まだKindle化されていない彼の著書『パワー英単語』も、非常に使える単語集として紹介しておきたい。

 

次に紹介したいのは、関谷英里子の英単語シリーズ。「リズム・トーン・メロディの強弱と切替で考える英語スピーキング」にも書いたように、上記ヴァンスの『パワー英単語』と同様に、ちょっと言い換えるだけで英語の文章が見違えるように力強く変貌する、そんな英単語を紹介した単語帳なのである。これはスピーキングでもライティングでも使えるものばかりなので、本書シリーズで紹介されている英単語を、全部おさえておくとよいと思う。

 

そんな単語の「言い換え」が出来るようになると、今度は微妙な「ニュアンスの違い」にまで気を配りたくなるだろう。つまり、単純に自動的に英単語を置き換えるのではなく、時と場合に応じてぴったりの英単語を自ら選び取るということ。その word choice の際に極めて参考になるのが、以下の『類語使い分け辞典』である。似たような英単語は多々存在するが、それらにどんな違いがあってどのように使い分けるべきなのか、そういうことを解説してくれるユニークにして実にプラクティカルな辞書なのである。

 

英文ライティングに関しては、「日本語で書かれたおすすめテキスト『発信型英語スーパーレベルライティング』が待望のKindle版で登場」でも紹介したように、植田一三の『発信型英語スーパーレベルライティング』がイチオシだ。僕自身、留学前にはこの本に大変お世話になった。「英文ライティングの新定番テキスト」等でも書いてきた通り、洋書ではライティングのテキストは良質のものが多々あるが、日本語で書かれたクオリティの高いものは驚くほど少ない。だからこそ本書はそんな希少な一冊としておすすめできるものなのである。

 

それ以外のライティング書でおすすめしたいのが、いまや古典的名著といえる『理科系のための英文作法』。そしてブルーバックスで出版されている「英語ライティング」シリーズ。いずれも「理科系のため」と銘打たれているが、もちろん英作文の本質に理系・文系の違いはない。理科系の分野の方がより研究の作法が世界で共通化されているからこそ、英語ライティングにおいてもこれらのテキストがとても役立つのである。

 

斎藤兆史の『英語達人塾』と『英語達人列伝』も面白く読めて参考になる書籍だ。とくに達人として登場するのが岡倉天心や白洲次郎なのだが、彼らのエピソードを読むたびに、「英語を話す」ではなく、英語で「何を話す」かが大事だと改めて思わさせる。

 

英単語や英文法の単純なナゼに明快に応えてくれるのが以下の二冊。「世にもおもしろい英語|あなたの知識と感性の領域を広げる英語表現」でも紹介したように、小泉牧夫の『世にもおもしろい英語』は読んでいて、へぇ~となるほど~の連続で、英語という言語の奥深さを感じさせてくれる。里中哲夫の『英語の質問箱』も同様に、英語を勉強する上での素朴な疑問に回答する形で、英語の豊かさや面白さをさらに教えてくれる優れた一冊となっている。

 

最後に極めてユニークな3冊を紹介しよう。まずは、「ジョジョの奇妙な冒険で英語を勉強するなんて、無駄無駄無駄無駄無駄ですか?」でも紹介したキレッキレのJOJO英語。人生で一度だった使うことのないあんな台詞を英語で学べるなんてッ!そして二冊目は、「学校では教えてくれない、正しいFUCKの使い方」で紹介した f-word 英語。人生で一度も使わないだろうあの表現をきちんと勉強できるなんてッ!最後の三冊目は極めつけ、『出ない順 試験に出ない英単語』である。こんなに非実用的な英語テキストが続々と出版される日本の英語学習マーケットというのは、ある意味ものすごく成熟したものだよね。

 

以上が手軽に楽しく、でも真面目に読めるKindleおすすめの英語テキスト19選。

 

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

【Kindleセール】仕事・研究の生産性向上にむけて|イシューからはじめるエッセンシャル思考

本日の Kindle 日替わりセールに、グレッグ・マキューンのベストセラー『エッセンシャル思考』が登

記事を読む

今からでも遅くない「行動経済学がわかるフェア」

「今年のノーベル経済学賞は『行動経済学』のリチャード・セイラーに」でも書いたように、2017年の受賞

記事を読む

Kindle電子書籍で学ぶ、カリスマ同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳

関谷英里子の『カリスマ同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳+70』が現在Kindleで大幅に

記事を読む

世にもおもしろい英語|あなたの知識と感性の領域を広げる英語表現

小泉牧夫の『世にもおもしろい英語』は、サブタイトルにある通り「知識と感性の領域を広げ」、英語という言

記事を読む

books for sale

Kindle 版がいま大幅値下げ中の、おすすめ英語テキストまとめ

さて前回書いたように、おすすめの一冊『ビジネスパーソンの英単語帳』がKindle 版で大幅値下げセー

記事を読む

Kindle電子書籍『クラウドソーシングの衝撃』は、成長著しい市場を概観する希少な業界本

『クラウドソーシングの衝撃』(比嘉・井川著)がKindle電子書籍が大幅に値下げされている。本書は現

記事を読む

【速報ニュース】電子書籍読み放題 Kindle Unlimited ついにサービス開始|さっそく利用してみた

米国では数年前から始まっていた Kindle Unlimited がいよいよ日本でもサービス開始とな

記事を読む

Kindle電子書籍で手軽に読めるこの漫画がすごい:思わずハマったコミック12選

「電子コミックの時代がやってきた」でも紹介したように、日本ではとくに電子コミックが現在の市場を牽引し

記事を読む

日本語で書かれたおすすめテキスト『発信型英語スーパーレベルライティング』が待望のKindle版で登場

なんと、植田一三の『発信型英語スーパーレベルライティング』が、Kindle版で登場しているではありま

記事を読む

writing a research paper

英語論文の書き方:スタイルとフォーマットで学ぶアカデミック・ライティング

3回連続で紹介したおすすめ英語ライティングテキスト、の続き。 英文ライティングここから始め

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

錦織圭のウィンブルドンテニス2019|好調を維持したままベスト8進出

錦織圭が今年もウィンブルドンでベストエイト進出を決めた。しかも、これま

稀代の絵師・伊藤若冲の作品群が日本に里帰り

ここ数年、日本美術がもの凄いブームと言ってよいほどの盛り上がりを見せて

世界を変えた密約と帳簿・会計の世界史

Amazon Kindle の「文春の翻訳本・政治経済編」キャンペーン

あなたの知らない、世にも美しき数学者たちの日常

「日本に残る最後の秘境へようこそ|東京藝術大学のアートでカオスな毎日」

あまりにも残酷なプロテニス選手の実生活|世界ランキングと超格差社会

今年の全仏オープンテニスは、優位と見られていたナダルが、予想以上に周り

全仏オープンテニス2019|グランドスラム初制覇を目指す錦織圭の戦い

錦織圭、昨日のベスト16の試合では、雨天順延2日間に渡るフルセットの末

ヒマラヤ山脈でイエティの足跡を発見|雪男は向こうからやって来た

ヒマラヤ山中で伝説の雪男「イエティ」の足跡を発見したと、インド軍が公式

今年の科研費採択者におすすめ|研究関連事務を劇的に効率化するクラウドサービス

さて、先日は今年度の科学研究費助成事業(科研費)の採択者が発表された。

PAGE TOP ↑