愉しく美味しく走ろう!南魚沼グルメマラソンを応援してきた
本日のKindleセール商品は、『ウルトラマラソンマン 46時間ノンストップで320kmを走り抜いた男の記録』。こういう最強の、いや最狂のランニング本というのは、アメリカで大変よく売れていた。
例えば以前に「走るために生まれた」で紹介した “Born to Run” や 「究極の走り」で紹介した “Eat and Run” 等がその好例だ。とても面白く読んだのを今も鮮烈に覚えているのだが、彼らの走り方というのは強烈にエキセントリック(笑)。でも、この2冊の著者がそれぞれTEDでトークしているように、多くのアメリカ人ランナーにとっては、こういう極端なランナーというのもある種のヒーローなんだよね。日本ではこういうランナーズエッセイというものを余り見かけないが、数少ない中での傑作はやはり村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』であろう。
ところで、ここ南魚沼にもちょっと変わったマラソン大会があるのをご存じだろうか?それが先月開催された南魚沼グルメマラソンだ。今年で第5回目の開催を迎えたまだ若い大会なのだが、愉しく美味しいマラソン大会として、ランナーの間ではちょっぴり知られた大会なのである。何しろ僕も、2008年の東京マラソンと、2011年の米国マラソンデビューに続き、今年はいよいよ人生3回目のマラソンをここ南魚沼で走るかと気合を入れていたのに、なんとあっという間に定員締切になってしまったんです!来年はもっと早くに応募します・・・。
2010年に産声を上げた「南魚沼グルメマラソン」。今年も開催することが出来、心から嬉しく思います。南魚沼と云えばなんと云ってもコシヒカリですが、遥か彼方まで続く一面の田園風景を駆け抜け、美味しい南魚沼産コシヒカリ(食べ放題)と、南魚沼の大地が育んだ様々な食材を堪能してもらう、まったく新しいタイプのレースです。ランナーの皆様には、全身で南魚沼を満喫して頂き、愉しく美味しい想い出となるよう、スタッフ共々一生懸命準備してお待ちしています。(レースプロデューサー福田六花)
というわけで、僕の走る勇姿はありませんが(苦笑)、国際大学キャンパスも駆け抜けるこのマラソン大会の応援に行ってきたので、以下その雰囲気だけでもお伝えしておこう。本学の留学生もそれぞれの国旗を掲げたりと、とてもインターナショナルな応援風景を形作っており、それもまたユニークな大会の一因となっていると思われる。またマラソン後の表彰式では、「君は南魚沼の美女を見たか?」で紹介した南魚沼観光パンフ『美女旅』のお姉さんたちが表彰状を渡している。
そして今回の一番の驚きは、なんと東京在住の友人が偶然にも参戦していたこと。まさか当日ここで数年ぶりで再会するなんてね!というわけで、来年は皆様お誘い合わせの上、ぜひとも奮ってご参加くださいませ!私も張り切って走りますよ~。
Amazon Campaign

関連記事
-
-
ワールドカップ決勝へ|ラグビー名将エディー・ジョーンズの勝負哲学
ラグビー・ワールドカップが面白い。まったくもってニワカなんですが、ルールが分かるとラグビーってこんな
-
-
三浦しをんのマニアックな職業視点がいちいち面白い:今度の舞台は社史編纂室
次々と面白い小説を発表し続ける三浦しをん。そんな彼女のモチベーションは、世の中にこんな仕事があったな
-
-
アメリカのクラフトビールは実は美味しいんです
先日ちょうど同じようなタイミングで、New York Times と Financial Times
-
-
アメリカで最もお世話になったあの老夫婦がこの夏日本にやって来る
僕が米国留学で一番お世話になったのは、ひょっとすると大学院の指導教授ではなく、むしろアカデミックとは
-
-
今年度から科研費の締切が早まる|公募スケジュールの前倒しに注意
現在、科学研究費助成事業(科研費)の主な種目については、前年の9月に公募を開始し、翌年4月1日付けで
-
-
サッカー監督の戦術と采配|究極のファインプレー
7/6水曜にNHKで「サッカーの園〜究極のワンプレー〜ワンプレーに秘められた極意 サッカーの神髄に迫
-
-
英語論文アカデミック・ライティング絶対おすすめできる18冊
以下のエントリ・シリーズで詳述しているように、これまで僕自身が多種多様の英語ライティングテキストを読
-
-
NHKアニメ『英国一家、日本を食べる』が毎回ハイクオリティで、つい新宿・思い出横丁に飲みに行ってしまった
「大ヒット『英国一家、日本を食べる』がなんとNHKでアニメ化|初回放送が予想以上におもしろかった」で
-
-
将棋棋士初の栄冠|『Number MVP賞』は 藤井聡太二冠に決定
先日は以下のエントリでも書いたように、2020年は間違いなく藤井聡太の一年でもあり、将棋棋士がアスリ