*

辞書は時代を映す「かがみ」|新語に強い三省堂国語辞典が8年ぶりの全面改訂

公開日: : オススメ書籍

いよいよ登場、国語辞典の大本命、三省堂国語辞典(通称サンコク)の最新第8版! 創刊当初より、辞書とは言葉づかいを正す鑑(かがみ)であり、かつその時代を反映する鏡(かがみ)でもあると言い続けてきたサンコクが、8年間を投じた全面大改訂を経て、新たに生まれ変わったぞ。詳しくは出版社の公式ウェブサイトでもご確認を。

 

 

 

「ことばで写す時代(いま)」

3,500語の新語の数だけ、私たちの暮らしは変わりました。

『三省堂国語辞典』は1960年の初版刊行以来、「三国(サンコク)」の愛称で親しまれ、版を重ねてきた小型国語辞典のロングセラーです。刊行当初より一貫して、リアルな言語生活を客観的に捉えることに努め、新語・新語義を積極的に採録してまいりました。そして、「要するにそれは何か」が分かる平易な語釈で日本語を活写し続けてきました。60年以上にわたり「三国(サンコク)」は、一般読者に使いやすい国語辞典として、安定・信頼のブランドを築いております。
今般、8年ぶりの全面改訂版として、2021年12月17日(金)より発売される『三省堂国語辞典 第八版』は、日常生活に仲間入りした新語など約3,500項目を新たに追加し、総収録項目数は約84,000となります。

 

これまでにも何度もおすすめしてきたように、僕個人のイチオシ国語辞典は以下に解説したとおりだ。ぜひこちらもご参考ください。

 

これら一連のエントリでお伝えしたかったメッセージとは、国語辞典にはそれぞれに個性があり、自分に最適なものを選ぼう、ということだ。その中でももっともおすすめできる一冊のひとつが、この三省堂国語辞典なのである。新年を迎え、新たな目標を胸に今年を頑張っていこうという人、3月の卒業や4月から進級・新入学そして新社会人を控えている人たちすべてにおすすめできる国語辞典がこれなのである。ぜひ手元に一冊置いておくのを、どうぞお忘れなく。

 

 

 

また、国語辞典にはそれぞれに個性がある、という特徴を踏まえるならば、他の辞書と比べた際の三省堂の特徴は、それ以外にどんな国語辞典があるのかも気になるところだろう。そんな興味を深めるためには、以下の2冊がとってもおすすめ。これでますます辞書の世界にどっぷり浸かること間違いなし、のおすすめ本です。こちらもぜひお楽しみください!

 

 

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」でも紹介していたように、 宇宙

記事を読む

Wall Street Journal 125周年と、アメリカ現代史

ちょうど昨年、「フィナンシャル・タイムズ(FT)とウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」で書い

記事を読む

打倒青山学院|来年の箱根駅伝をもっと面白くするこの5冊

青山学院の5連覇がかかる来年の箱根駅伝、僕もまた正月の2日間テレビの前に釘づけとなってしまうことだろ

記事を読む

大学入試数学 不朽の名問100|大人のための「数学腕試し」

世に数多といる数学のファンと猛者のみなさま、この1冊はもうすでに読みましたか? 科学もので知られる人

記事を読む

conditional probability

今からでも遅くない|しっかり学ぶ統計学おすすめ教科書と関連書15選

今こそしっかり統計学を学ぼう 以前に「統計学が最強の学問である、という愛と幻想」で書いたように、こ

記事を読む

japanese igo

囲碁タイトル7冠同時制覇|井山裕太と師匠・石井邦生が創りだした盤上の宇宙・独創の一手

すごいな、井山裕太。大きなニュースとなったことで、囲碁ファン以外にも伝わったであろう、7冠同時制覇へ

記事を読む

都立浅草高校国語教師・神林先生が愛してやまない飲み屋と呑み助と大将と女将

自宅や実家での新年気分も終わり、今週末あたりから町の飲み屋に繰り出すか、という人も多いかも知れない。

記事を読む

英国一家、最後に日本を食べる&お正月スペシャル

コアな人気を博していたNHK深夜アニメ「英国一家、日本を食べる」。ベストセラーとなった原作も素晴らし

記事を読む

若き探検作家・角幡唯介の「極夜行」は最悪の旅だからこそ最高のノンフィクション

探検家・角幡唯介のノンフィクション作品を読んだことがある人も多いことだろう。NHKでも特集番組となり

記事を読む

越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」|おすすめの読むべき4冊と訪れるべき5ヶ所

「今年の夏は「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレへようこそ!」で紹介したように、今年は3年に

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑