超ヤバい経済学者のゼロベース思考—どんな難問もシンプルに解決できる
『ヤバい経済学』が世界中で大ベストセラーとなったばかりか、その続編『超ヤバい経済学』もヒットさせた売れっ子コンビ、シカゴ大学経済学部教授の Steven Levitt と ジャーナリストの Stephen Dubner。その彼らが放った最新作が、先日発売されたこちらの『0ベース思考ーどんな難問もシンプルに解決できる』である。
世界でいま最も注目すべき気鋭の経済学者が、
すごい「答え」を次々と見つけだせる秘密を惜しげもなく
公開した本書、何をおいてもぜひ読んでほしい一冊だ。
原題 “Think Like a Freak: The Authors of Freakonomics Offer to Retrain Your Brain” が示すように、本書は著者たちがどのようにして問題に取り組んできたのか、その考え方を綴ったものだ。前作の『ヤバい経済学』と『超ヤバい経済学』を読んだ方なら既にご存知のトピックが並ぶが、こうした多種多様な問いに答えを出すのは簡単なことではない。著者らはそんな困難を、ユニークなアプローチとデータで解決していったわけなのだが、果たしてその具体的な思考法とは何なのか?それが本書の主題である。

credit: BrownGuacamole via FindCC
個人的にはすでに原書でおもしろく読んでいたものであり、とくにこの世で最も言いづらい台詞 “I don’t know” という一言を認め口に出す大切さを訴えていたのが今も強く印象に残っている。前作のメガヒットを考えるならば、もっと早くに翻訳されてもよかったのではないかと思っているが、ようやく出版の機会を得たのである、これまでのシリーズを楽しんだ人はもちろんのこと今回始めて本書を手にする人も、ぜひとも面白可笑しくでも真摯に真面目に読んでみてはどうだろうか。おすすめです。
またさらに関心がある人には、著者のブログ Freakonomics や、2004年とちょっぴり古いけど、Steven Levitt のTEDトークも合わせてどうぞ。
Amazon Campaign
関連記事
-
-
卒業・進級・入学のお祝いに|今も昔も定番の国語辞書をプレゼント
いよいよ春も近い。それはすなわち、卒業シーズンを迎え、そして進級・入学・入社といった新たな始まりを意
-
-
タイトル戦相次ぐ藤井聡太の夏|今こそ将棋が熱く面白い
プロ棋士・藤井2冠の夏がやってきた。昨年はタイトル棋聖と王位を獲得し、その初防衛戦が始まっているのだ
-
-
事実は小説より奇なり|大人が味わうノンフィクション
先日おすすめした『10代のための読書地図』と同じブックガイドでありながら、そのテイストが大幅に異なる
-
-
イメージを掴んで使い分けろ|英語の難所・前置詞を攻略する
以前にも「効果抜群おすすめ英単語超学習法|語源から理解して飛躍的に語彙を広げる」で激推しした、『英単
-
-
科研費獲得の方法とコツ|戦略的な申請書執筆ノウハウ
さて、今年もまた科研費の応募締切が近づいてきた。採択された場合に翌年4月から経費使用ができるようにと
-
-
辞書は時代を映す「かがみ」|新語に強い三省堂国語辞典が8年ぶりの全面改訂
いよいよ登場、国語辞典の大本命、三省堂国語辞典(通称サンコク)の最新第8版! 創刊当初より、辞書とは
-
-
敗れざる者たち|藤井聡太に失冠したトップ棋士たちの言葉
もちろん、もう読みましたよね?藤井聡太二冠を表紙にすえ、初めて将棋を特集したスポーツ雑誌Number
-
-
【おすすめ書籍】ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす恋愛ビッグデータの残酷な現実
アメリカでベストセラーとなった一冊 "Dataclysm" がようやく翻訳出版された。これは人気出会
-
-
正月の風物詩・箱根駅伝が今年もおもしろい
新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ステイホームの継続と静かな
-
-
連邦最高裁判事9人が形づくるアメリカの歴史
下の写真がアメリカ連邦最高裁判所だ。各種ニュース等での報道の通り、今回はこの最高裁が、これまで人工妊

