バレンタインの統計学と経済学
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最終更新日:2020/02/13
ニュース
明日は男性諸君が待ちに待ったバレンタインデーですよね!? というわけで以下のエントリを再掲。そして、経済学と統計データで分析する恋愛模様については、次のようなユニークな書籍がオモシロいですよ。
『ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす ビッグデータの残酷な現実』
秘めた願望、恋愛、性的指向、容姿、偏見、アイデンティティ……。世界最大級の出会いサイトの男女関係データが語りだす!著者は、ハーバード大学の数学科を卒業後、4人の仲間といっしょに出会いサイトを創業。10年後、世界最大級の出会いサイトとなったサービスから生み出された膨大なデータの分析に、著者は満を持して取り組み、書かれたのが本書です。本書は男女関係のビッグデータから見えてくる、普段は目にすることができない人間の本質をあぶり出すことを目的に書かれました。ニューヨークタイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、フィナンシャル・タイムズ、タイム、フォーブズ、ザ・ニューヨーカー、ブルームバーグ、Elle、ハフィンントン・ポストをはじめ、全米メディアを総なめにした爆発的ベストセラーです。
『セックスと恋愛の経済学』
リアルすぎてヤバい新常識が明らかに!
●金持ちのイケメンより貧乏なイケメンの方がモテる?
●最近の10代より両親世代の方がヤッていた?
●婚活で写りの良い写真は逆効果?
●愛はお金で買える?
●結婚は妥協の産物?
●SNSは恋愛をどう変えた?恋愛、セックス、婚活、結婚、不倫、離婚といったテーマに経済学の考え方を取り入れ、学生たちがその成果を私生活に生かし始めた人気講義、待望の邦訳。これまでの思い込みを次々とひっくり返す、経済学・心理学の最新研究!
【本書の主な内容】
自己発見の旅としての出会いサイトでの婚活
出会い市場への経済学的アプローチ
エコノミストに学ぶ出会いサイトで成功する法
出会いのキモは場所選び
セックスレス・イン・ザ・シティ
アメリカが同性婚を受け入れた理由
結婚とは妥協に他ならない
ジャンク債のようになった亭主ども
宝くじに当たると独り身になりやすくなる
活況を呈する老いらくの恋市場
市場問題の解決策としてのツバメ喰い
性行動が減ると性病が増える
ヤリヤリ君学生にとっての買い手市場
1ドル・ドリンクと危険なセックス
アツくなるとバカな考えが良く見えるもの
『夫婦仲の経済学』
結婚は究極のモラルハザードだ。ラブラブだったふたりも結婚すると、いがみあうばかり。本書は、経済学の理論を応用して、夫婦のすきま風が起きる原因とその解決策を探る。事態を悪化させるのは「現状維持バイアス」と「情報の非対称性」のせいで、セックスレスは「需要」と「供給」の問題?愛と経済学の両方が学べるユニークな1冊。
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モテの諸兄にとってはウキウキの、非モテの諸氏にとってもドキドキの、バレンタインデーが今年もやってきましたね。20・30代独身男女の意識調査でも「男性7割、女性5割がバレンタインデーに恋のはじまりを期待」ということらしい。
上記調査の自由回答で、「もしかして知らない所で俺のこと好きな子がいるかもパターン!」(男性/20代半ば/茨城県)っていう想像力豊かなアニキも、「バレンタインデーの雰囲気で大胆になれちゃうから!」(女性/20代半ば/長崎県)っていう積極的なアネキも、ぜひハッピーな一日を。
photo credit: Βethan via photopin cc
そんな彼ら彼女らにお伝えしたいグッドニュースは、「バレンタインの統計学と経済学」で書いたように、このバレンタインデーという日がいまなお、カップルが成立しやすい特別な一日であるということ。明日はどうぞステキな思い出を。
一方で、残念ながらお伝えしなくてはならないバッドニュースは、「オンラインデートサイトの嘘プロフィール」で書いたように、言うまでもないだろうが、出会い系サイトでの出会いにはご用心、ということ。
ちっちゃい嘘なんかいくらでもあるのに加え、いつの間にか犯罪の片棒を担がされているのがコワいところである。その上、うっかり経済学者や心理学者の実験材料にされてしまう可能性まであるのが、現代のオンライン出会い系の実に怖くて恥ずかしいところである。くれぐれもご注意を。
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