【超おすすめ】サンキュータツオの名著『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』がキャンペーン中
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あのサンキュータツオをご存知だろうか?早稲田大学大学院文学研究科の博士課程に学び、一橋大学で非常勤講師も務める、日本初の学者芸人がこのサンキュータツオである。もちろん、知ってますよね??
と問われて「もちろん知ってますよ!」と元気よく答えられる人は、残念ながら今のところ決して多くはない。だから僕はこれまでずっと、この人をもっと知ってほしいという気持ちで、彼の名著『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』を推しに推してきたのである。その様子は以下のように、もはや激推しといってよいだろう。なにしろ本書は、国語辞典の奥深さと面白さをあますところなく伝えてくれる、それくらい素晴らしい一冊なのだから。
そんな名作『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』が、電子書籍Kindleの特別セールのおかげで、通常の60%オフという大特価となっている。そんな今だからこそ、本書をまだ読んでいない人にも、ぜひお手軽に手にとって見て頂きたいのである。この一冊は、まさに僕が「目からウロコ」であったように、国語辞典との関わり方を決定的に変えてくれる一冊となるだろう。
しかも文庫化に当たっての解説を担当しているのが、あの三浦しをんなのである。こちらはもちろん、ご存知ですよね?そう、辞書編纂という地味な職業に着目してベストセラーとなったあの『舟を編む』の原作者である。松田龍平と宮崎あおいによる映画化『舟を編む』でも大きな話題となり、その後の国語辞典(プチ)ブームを起こしたのはまだ記憶に新しい。
というように、サンキュータツオ氏の圧倒的力作『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』が、三浦しをんの解説付きで文庫化されたというのは、国語辞典ファンにとってはたまらない朗報なのである。ぜひぜひ、そんな一冊を手に取り、国語辞典に対するサンキュータツオの愛を感じ取って頂きたい。その愛は、間違いなくあなたにも伝染するはずだ。
『新明解』『角川必携』『岩波』など、この世にたくさん存在する国語辞典。いったい何がどう違い、どれを選べばいいの?その悩み、すべて解決します!辞書200冊超をコレクションする、オタクで学者で芸人のサンキュータツオが、辞書の楽しみ方、選び方、つきあい方を徹底ガイド。編者や執筆者の熱い想いと深い哲学が詰まった、ユニークで愛すべき国語辞典たちの、知られざる個性と魅力をわかりやすく紹介。
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