越後長岡藩の熱い夏|最後のサムライの夢の跡
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最終更新日:2022/07/04
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新潟の長岡はこの夏おおいに盛り上がってます。一つ目の理由は、なんといっても映画『峠』がついに公開されたことである。すでに撮影はずいぶん前に終了し映画も完成していたものの、コロナ禍で延期に次ぐ延期となり、いよいよ待ちに待った公開となったのだ。
監督・脚本:小泉堯史 × 主演:役所広司 累計発行部数386万部超!司馬遼太郎の名著「峠」初の映画化。 2022年6月17日(金) 全国公開!
<敵軍50,000人に、たった690人で挑んだ“最後のサムライ”> 慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。 慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。 だが、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。 妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まった……。
司馬遼太郎の名著がようやく映画化となったわけで、ぜひ原作と合わせてお楽しみ頂きたい。またこれを機会に長岡や小千谷に歴史探訪したいという方、ぜひお越し下さい!
壮大な野心を藩の運命に賭して幕末の混乱期を生きた英傑の生涯!
幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。
この夏盛り上がる2つ目の理由は、7/17日曜に開催される「越後大茶会」だ! 豊臣秀吉が京都北野天満宮境内で催した大茶会を歴史で習った人も多いことだろう。そんな大茶会がこの夏、長岡で開催されるぞ。熱い夏の日に一服のお茶をぜひ味わいに行ってみませんか? 詳しくはアオーレ長岡アリーナにお問い合わせを。
そして最後に、この夏長岡が盛り上がっている3つ目の理由はもちろん、日本を代表する大花火大会が3年ぶりに実施されるからだ。コロナ禍で過去2年は中止を余儀なくされたが、今年は対策をとりつつの実施となる。具体的には無料席の開放はなくなり、全席指定の有料席に。そのためチケット転売の問題がすでに報告されており、いろいろと大変なようだが。。。ちなみに公式のチケット再販売は、7/8金曜まで受け付けているそうなので、ぜひ観に行ってみたい、という方はお早めに花火財団公式ウェブサイトでお申し込みを!
というわけで、日本の夏、長岡の夏、をぜひ楽しんで頂ければ幸い。
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