NHKアニメ『英国一家、日本を食べる』が毎回ハイクオリティで、つい新宿・思い出横丁に飲みに行ってしまった
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「大ヒット『英国一家、日本を食べる』がなんとNHKでアニメ化|初回放送が予想以上におもしろかった」でも紹介したように、日本でも大きな話題となった書籍『英国一家、日本を食べる』が、先日からアニメ放送されている。本書は原題 “Sushi and Beyond: What the Japanese Know About Cooking” が示唆するように、これまで外国から見られるイメージ「日本食=寿司」に対し疑問を持った著書が家族で日本に滞在し、もっと豊かでもっと味わいのある日本食の数々を紹介したものである。日本人の目から見ても非常に興味深い内容となっているので、アニメと同時にぜひこの原作の面白さも味わって欲しい。
さて、そんなユニークな書籍『英国一家、日本を食べる』が、まさかNHKでアニメ化されるなんて思ってもみなかった、という人は多いに違いない。もちろん僕もその一人である。しかし、これがまた実によく出来た作品に仕上がっているのである。ついつい毎週録画して見てしまうほどなのだから。
その記念すべき第一回放送が新宿の思い出横丁であったことは、「大ヒット『英国一家、日本を食べる』がなんとNHKでアニメ化|初回放送が予想以上におもしろかった」でも書いた通りだ。で、その初回があまりにも強烈でユニークだったものだから、先日は思わず僕も思い出横丁に飲みに行ってしまったじゃないか(笑)。ここまで即行動に駆り立てるアニメって、なかなかないと思う。
というわけで十年ぶりくらいで行ってきました新宿・思い出横丁。そしたらなんと、外国人観光客がめちゃくちゃいるじゃないですか!知らなかった・・・。築地市場や秋葉原・浅草だけでなく、いまやここ思い出横丁にまで外国人が押し寄せていたなんて。下の写真のように、細い路地の前も後ろも、右も左も、外国人旅行者で一杯だったのである。それが今回の一番の驚き。

まずは一軒、店に入る。しかし、当たり前だが店内にも多数の外国人客の姿が!右席にはスウェーデン人、左席にはドイツ人。ドイツ人男性二人組に話を聞いてみると、初めての日本旅行らしい。それでここ思い出横丁を選ぶなんてツウじゃないですか。ちなみにこちらのお店は、店頭に “Welcome” だけでなく多数の英語表示で看板を出していることもあってか、他店と比べても圧倒的に外国人客の比率が高かった。

目の前に並ぶ食材や料理の数々。こういう店ってカウンターしかないからとても狭いのだけれども、目の前に全て出揃っていて、とりあえず指差しで注文できるというのは、日本語が離せない外国人にとっては意外と便利なのかも知れない。ちなみに、メニュー自体は英語表記もされていたので、その点でも問題はなさそうである。

というように、NHKアニメをきっかけに十数年ぶりで訪れた新宿・思い出横丁は、僕の記憶にあるそれとは全くの別物となっており、哀愁漂うサラリーマンの飲み屋街というよりはむしろ、ヘタすりゃ Cool Japan と紹介されかねない、外国人にとってのワンダーランドへと変貌していたのである。そういう時の流れと街の移ろいに思いを馳せながら、ちびちび飲む瓶ビール・キリンラガーがまた美味いのである。

というわけで、ぜひともまずはこのNHKアニメ『英国一家、日本を食べる』をご覧になって頂きたい。新宿の思い出横丁を取り上げた第一回放送に続き、その後も天麩羅にちゃんこに鰹節に山葵、そして築地魚市場に合羽橋道具街と、それこそ日本人が見ても面白い食材や場所が選ばれている。そしてもちろんアニメだけでなく、ベストセラーとなった原作も読んで欲しいと思っている。どちらも物凄く面白く読めることウケアイです。
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