春の一大イベント・新潟淡麗「酒の陣」が今年も開幕|県内90の蔵元と500種類の日本酒が勢揃い
今週の土曜と日曜日の二日間は、いよいよ日本酒党が待ちに待った年に一度のお祭り「酒の陣」ですよ!2004年に始まったこの祭りも、いまや毎年10万人以上を集める一大イベントとなり、今年で13回目の開催となる。毎年通っている方も、まだ行ったことがない方も、ぜひこの日だけは思う存分、旨い酒をしこたま飲んでくれ。

そんな日本酒の祭典の熱気あふれる様子は、以前に「日本酒の一大イベント『にいがた酒の陣』に行ってきた」でレポートした通りなのだがこれがまた異様な盛り上がりを見せるのである。新潟市の中心部にある会場「朱鷺メッセ」には、朝から長蛇の列となり、そしてようやく会場入りしても大混雑。お目当ての蔵元めがけてダッシュする人もいれば、飲食コーナーにビニールシートと荷物を広げて一日居座るグループもいる。とにかく、ものすごい熱気なのである。

もちろんその熱気は、酒が入ってさらに加速。各蔵元も次から次へと酒瓶を出して開けて注いでと大忙しだ。

だけどくれぐれも、飲み過ぎ注意、マネーを守って、みんなで楽しく美味しく飲んでくれよ。

というように、数多くの銘酒を誇る新潟県において、県内ほぼ全ての蔵元を集めたこのイベントは実に豪華そのものなのである。そして新潟の酒の味わいは「淡麗辛口」と形容されることが多いが、もちろんそれぞれの蔵元の個性によって、多種多様にして多彩な酒が揃っている。ぜひ自分のお気に入りの一本を見つけてみてはどうだろうか。
ちなみに南魚沼市には、全国区での人気を誇る「八海山」を生産している八海醸造に加え、知る人ぞ知る「鶴齢」を作り続けて300年の青木酒造、そしてこちらも熱烈ファンを有する「巻機」で知られる高千代酒造という、有名どころの3つもの蔵元があるのである。

もちろん皆さんもご存知で飲んだことがある人も多いのが八海醸造だろうが、以前に「新潟県南魚沼市の銘酒『鶴齢』がJALビジネスクラスの機内食日本酒リストに登場」でアツく紹介しちゃったように、この「鶴齢」(写真上が蔵元の正面玄関)がとても味わい深いのである。純米大吟醸なんていう高価なものを選ばなくてよいから、より米の旨みが残るこの純米吟醸こそが、味の面でもお値段の面からも最もオススメできる一本なのである。ぜひどうぞ。
Amazon Campaign
関連記事
-
-
将棋竜王戦ランキング戦決勝|杉本八段と藤井七段の師弟対決が素晴らしかった
前回、「藤井聡太七段が先勝|現役最強棋士・渡辺棋聖とのタイトル戦」でも書いたように、いま将棋がむちゃ
-
-
長岡の花火大会が今年も素晴らしかった|来年はぜひお越しください
日本三大花火のひとつに数えられる新潟県長岡市の大花火大会。僕は今年も、競争倍率激しい抽選をぶじに勝ち
-
-
錦織圭の全豪オープンテニス準々決勝|対ジョコビッチ戦の敗戦をデータで振り返る
先日「錦織圭の全豪オープンテニスをデータ観戦しながら応援しよう|IBMのSLAMTRACKERが面白
-
-
錦織圭の全米オープンテニスをデータ生中継で応援しよう|初のグランドスラム優勝を目指して
全米オープンテニスに出場している錦織圭が見事に4回戦を突破し、2年ぶりのベスト8進出を決めた。ビッグ
-
-
熱い将棋の夏|初企画オールスター東西対抗戦のファン投票始まる
近年の将棋界はいろいろと攻めていると思う。藤井聡太二冠のような400年に一度のスーパースター登場に依
-
-
今年もアメリカの大学卒業シーズンがやってきた|おすすめ歴代スピーチ10選
さて、今年もアメリカの大学では卒業シーズンとなった。コロナ禍で大きく様変わりしてしまったとはいえ、卒
-
-
3年に一度のアートの祭典|越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」は今週末まで
「今年の夏は「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレへようこそ!」でも紹介したように、今年は三年
-
-
スノボ平野選手の出身地・新潟県村上市に行ってみたら鮭と酒の町だった
スノーボード男子ハーフパイプ、見事な技で銀メダルを獲得した平野歩夢選手。スノボでは日本人初のメダルに
-
-
うんち終了2日前:おすすめ企画展「トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」
「この夏休みどこか1か所出かけるとしたら、ここでしょ!」と、僕が激推しした「トイレとうんち展」が、い
-
-
欧州サッカー・チャンピオンズリーグはここからが面白い|WOWOWの超おすすめ目玉コンテンツ
コロナ禍にあっても少しずつこれまで同様のスポーツ大会が開催されるようになってきた。先月のテニス全豪オ

