*

3年に一度のアートの祭典|越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」は今週末まで

公開日: : アート, オススメ, 南魚沼・新潟

「今年の夏は「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレへようこそ!」でも紹介したように、今年は三年に一度開催されるアートトリエンナーレ「大地の芸術祭」の年。新潟県の十日町と津南を舞台に、田んぼや廃校を素材とした現代アート作品が数多く並べられる。

 

そんなひと夏の大イベントもいよいよ今週末で終了する。まだ訪れていないアート好きの方はどうぞお見逃しなく。以下、僕がたずねたアート作品を、写真を通じていくつか紹介しておこう。

echigo-tsumari-2015-1

 

echigo-tsumari-2015-2

 

echigo-tsumari-2015-3

 

echigo-tsumari-2015-4

 

echigo-tsumari-2015-5

 

 

こうした現代アートが、誰の作品で、どういう思いが込められているのか、それはぜひ公式ガイドブックを参照して頂きたい。アートだけでなく、この地域の見どころを紹介した優れたガイドブックとしても読むことができる。

 

 

そしてまた、この芸術祭のポイントの一つは、アート作品の多くを屋外に常設展示しているということだろう。つまり、芸術祭の開催期間が終わったあとでも、その場所に行けばこれらの多くの作品を見ることができるのである。そして「その場所」というのが実は、この芸術祭のキーコンセプトの一つとなっているのだ。個々の作品だけではなく、この芸術祭全体がどのように企画され2000年に始まったのか、そしてどのようにして地域住民の共感と協力を得られるようになったのか、そうした一つ一つの地道な活動とイベント全体のマネジメントについては、総合プロデューサー北川フラムの近著が大変興味深く読めた。芸術祭に関心がある人すべてに読んで欲しい二冊だ。

 

 

最後に、この越後妻有の地域を訪れたら、ぜひとも芸術祭以外の場所も訪ねてほしい、そう思う僕がおすすめするのが「越後妻有アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」|おすすめの訪れるべき5ヶ所」で紹介した隠れスポットだ。今週末までの最後のチャンス、時間をつくってぜひともここまで足を伸ばしてみてはどうですか?

 

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

今年の夏は「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレへようこそ!

3年に一度開催される国際芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレをご存知だろうか?この「大地の芸術祭」は

記事を読む

グランドスラム初優勝を目指す錦織圭の全仏オープンテニスを、SlamTracker でデータ分析しながら応援しよう

グランドスラムでのベスト8進出が、もはや驚きではないということ自体に驚かされる錦織圭のテニス。現コー

記事を読む

[NHK今夜再放送]伝説のチェスプレーヤー・ボビーフィッシャーの闘い

先日は、最強の将棋棋士・羽生善治が、チェスの元世界王者ガルリ・カスパロフとハンデ無しの勝負をして大き

記事を読む

日本に残る最後の秘境へようこそ|東京藝術大学のアートでカオスな毎日

いよいよこの書籍が文庫化されましたね。そう、2016年に出版され大きな話題となった一冊『最後の秘境

記事を読む

WOWOWドラマだけが圧倒的に面白い理由|視聴者こそがスポンサー

現代ビジネスの記事「真田丸、沈まぬ太陽…NHKとWOWOWだけが圧倒的に面白い理由」を大変興味深く読

記事を読む

アートで生まれ変わった清津峡渓谷トンネル|越後妻有アート・トリエンナーレ「大地の芸術祭」の舞台へ

9月の連休を皮切りに、これから秋の行楽シーズンがはじまる。もちろん今年はコロナ禍でこれまでと同じよう

記事を読む

南魚沼の春:桜と山菜ところどころ雪

「南魚沼は今が桜満開」で書いたように、南魚沼の地で桜が開花したのが4月の中旬のこと。東京に比べてずい

記事を読む

新潟を代表する日本酒・朝日酒造「久保田」の萬寿/翠寿/紅寿/千寿をとことん味わう

ご存じのように、新潟は日本を代表する酒の産地であり、米と水の美味さが相まって「端麗辛口」と呼ばれる味

記事を読む

Amazonソムリエが教える美味しいワインのえらび方

いま、Amazonがもっとも力を入れているもの、それは電子書籍、ではないですよね。Kindleはもう

記事を読む

2022年ニューヨークタイムズ紙が選ぶ世界の52ヶ所

毎年恒例、ニューヨークタイムズ紙が選ぶ、今年訪れたい世界の場所52ヶ所。2022年のリストはこちらの

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑