*

英語論文の書き方・直し方|英文校正校閲にはクラウドソーシングがおすすめ

公開日: : オススメ, 英語

英語アカデミックライティングに必携の英語辞典

「アカデミックライティングにおすすめの英語辞典|コロケーションとシソーラスも一緒に学ぶ」で紹介したように、この Oxford Learner’s Dictionary of Academic English は、英語で論文を書く研究者や学生にとって、とても役立つ英語辞典である。

 

英語アカデミックライティングおすすめテキスト一覧

加えて、これまでおすすめしてきたような、洋書で非常に充実しているアカデミックライティングのテキストを抑えておけば、とりあえず道具は一揃いしたと言えるだろう。

  1. 英文ライティングここから始める必読テキスト4選
  2. よりモダンでクリアな英作文テキスト3選
  3. アカデミック・ライティングの決定版テキスト
  4. スタイルとフォーマットで学ぶアカデミック・ライティング
  5. 英文ライティングの新定番テキスト “The Sense of Style”

 

一方で、もちろんなのだが、それだけで英語論文が書けるわけではない。書くべき内容があって、ライティングの方法も学び、アカデミックな数々の単語や文法も覚えた、それでもうまく書けない。そんなときはやはり、英語が書ける人に自分の文章を読んでもらい、ひとつひとつ細かい点まで修正してもらうのが、最善にして唯一の対策ではないだろうか。

 

photo credit: Studio V2 via photopin (license)

photo credit: Studio V2 via photopin (license)

 

英語論文校正の専門会社を利用する(でも高価)

僕自身は、留学時代にはアメリカ人の友人数名に、代わる代わる文章チェックしてもらうことが多かった。しかし、無料でこちらが求めているクオリティの作業をお願いするのは難しいことから、日本語を学んでいる友人をつかまえて、僕が日本語をガッツリ教えるかわりに、僕の文章をガッツリ添削してもらっていた。これは本当にありがたい経験で、毎週毎週一ページごと、いや一センテンスずつ真っ赤になるまで修正してもらい、なぜこの書き方が問題なのかを基本のキから懇切丁寧に説明してもらっていた。

 

こうした実体験からも、やはり英語は、きちんと書ける人にしっかり見てもらうのがベストだと確信している。そうした考えから、今では論文校正サービスを利用しているわけなのである。ある程度の費用はかかるが、やはりプロにお願いした方が文章のクオリティがぐっと高まるのは間違いない。しかし最大の難点が、これがまた金のかかるサービスなのだということだ。例えば、5,000語の英語論文を校正してもらうという想定で、よく知られた会社の価格と納期を比較してみると、

となっており、これらがおおよその相場となっている。もちろん、もっと時間をかけられる人は安く済むし、明日の締め切りまでにお願いしたいという人はこれ以上の価格を払う必要があるが、目安としてこの程度かかるというのは覚えておいて損はない。結論としては、けっこう高くつく、ということだ。

 

格安・即効・高品質、それがクラウドソーシングの英文校正

こうした論文校正にかかるそれなりに多額の費用を、毎度気にすることなく払えるほど潤沢な研究費がある人はまったく問題ない。しかし、そうでない我々は、いったいどうすればよいのか?回数を減らす?クオリティの低そうな安い会社を選ぶ?もしくは英語ネイティブの同僚に無理を言ってタダでお願いしちゃう?

 

そんな悩みに直球で答えてくれるのが、クラウドソーシングなのである。僕自身は毎回、世界最大級のクラウドソーシング Freelancer.com を利用しているのだが、類似のサービスは多々存在するので、どこを利用しても使い方に大差ないだろう。とくに、このサービスの利用方法については、「英語論文校正・校閲おすすめサービスの使い方: 世界最大のクラウドソーシング Freelancer.com が早くて安い」で、各ステップでやるべきことを詳しく説明したので、ぜひ参考にして頂きたい。

 

結論から言えば、値段は5分の1から10分の1くらいで収まるという衝撃的なまでの価格破壊。加えて納期も極めて早く、それでいて一番肝心のクオリティは高いものを維持できる。つまり、ほとんどの点で論文校正専門の会社より優れているのだ。だから、僕はこのクラウドソーシングを利用するようになってからは、校正会社を利用することがなくなった。それくらい業界に革新をもたらすサービスだと言える。これから卒業論文や修士・博士論文を仕上げる人、そして少ない研究費を効率よく無駄なく使いたいという人にとっては、絶対に役立つのがこのクラウドソーシング Freelancer.com なのである。おすすめです。

 

しかも今なら、以下のキャンペーンが実施中で、新規入会時に$20のクーポンがプレゼントされるので、興味ある人はぜひこの機会にこのサービスを使い始めてはどうだろうか。

freelancer-get-20

 

 

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

30万部突破のベストセラー『英語は3語で伝わります』他に学ぶパワフル動詞の使い方

中山裕木子著の『会話もメールも英語は3語で伝わります』を、とても興味深く読んだ。出版から2年で30万

記事を読む

おすすめPC・スマホ周辺機器|Anker製品のクオリティが圧倒的に素晴らしい

Amazon の「春のタイムセール祭り」、いよいよ本日が最終日。  

記事を読む

paper editing

英語アカデミック・ライティング最高の一冊に日本語版が登場

英語のアカデミック・ライティングの書籍は数多くあれど、いやだからこそ、どの一冊を選べばよいか、悩んで

記事を読む

今年も確定申告の時期がやってきた|クラウド会計とe-taxで手続きは超簡便に

今年もいよいよ確定申告の時期がやってきた。例年どおり3月15日が提出締切だが、引き続きのコロナ禍によ

記事を読む

[TEDトーク]教科書になるプレゼン|吃音のミュージシャンが語る私の言葉

NHK Eテレで放送されている「スーパープレゼンテーション」をご覧になっている人も多いことだろう。そ

記事を読む

難敵アンディ・マレーをフルセットで倒した錦織が準決勝進出|データで見る全米オープンテニス

思わず早朝からWOWOWで生中継を見てしまった本日の全米オープンテニス。ついに錦織がやってくれて大興

記事を読む

美女と稲刈り:魚沼産コシヒカリ、新米できました

さてさて収獲の秋、味覚の秋、そして食欲の秋。今年も魚沼産のコシヒカリの新米ができましたよっ!以前に「

記事を読む

さらに充実した国語辞典を|中型の岩波『広辞苑』と三省堂『大辞林』が大幅改訂

さて、卒業・入学のシーズンがやってきた。そして、そんな季節の定番の贈り物といえば、もちろん国語辞典で

記事を読む

艶やかに美しく|魅惑の文房具ガラスペンの世界

ガラスペンってご存知ですか? 僕自身つい最近まで知らなかったし、ましてや使ったことはおろか、触ったこ

記事を読む

Amazon買取サービスが面白い|古本業者にとっての新たな脅威

この秋の大きな話題の一つとして、動画配信サービスを各社が一斉に開始したことが挙げられるだろう。各種報

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑