一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部の挑戦と初受験
さて今年の国公立大学受験でもう一つ大きな話題となっているのが、一橋大学がじつに72年ぶりに新設することとなった、 文理融合のソーシャル・データサイエンス学部である。
思い返せば 2017年に滋賀大学が全国で初めてデータサイエンス学部を設立したとき、大学業界には、何だかすごい名前をつけたもんだな、という雰囲気があったと思う。
それが今はどうだろうか?少なくとも、この流れはさらに加速していることは間違いなく、東洋経済オンラインの「一橋も学部を新設「データサイエンス人気」の虚実」によれば、一橋大学以外にも次のような各大学において関連した学部・学科が開設予定ということなのである。

さて、その一橋大学のソーシャル・データサイエンス学部であるが、先日発表されたばかりの、今年の受験競争倍率は、なんと5.8倍と、3.2倍の経済学部や、2.9倍の商学部と比べても、極めて高い数字となったようだ。
もちろん、ただの倍率に過ぎないとも言えるし、どんな高校生が出願しているのかもまだ分からない。ただ、受験業界も大学界隈も、ちょっと遅いような気がしないでもないが、今後しばらくはこのデータ・サイエンスと付き合っていくことになるのかもしれない。
Amazon Campaign

関連記事
-
-
非常勤講師も必要な確定申告スタート|今年からマイナンバーが義務化
2月16日から始まった今年の確定申告。一般的には、高収入のサラリーマンや、個人事業主だけに関係のある
-
-
東大医学部合格者の6割が通う進学塾|受験エリートと塾歴社会
先日、雑誌AERAの特集を読んだ。「東大理III合格者の6割が所属 受験エリートの“秘密結社”」とい
-
-
ゲーマーとお金|さらなる有望産業 eスポーツビジネス
ご存知のとおり今回の東京五輪からは、スケートボードや、サーフィン、そしてスポーツクライミングといった
-
-
プレゼンを準備する前に繰り返し読みたいおすすめの一冊『TED TALKS』
話題の一冊『TED TALKS』を読んだ。ご存知いまや圧倒的なプレゼンスを獲得したTEDカンファレン
-
-
春の卒業・入学シーズンを前に国語辞典をしっかり選ぼう|やはりオススメの定番4冊
さていよいよ3月となり、入試の合格発表から卒業式・入学式の季節となった。素敵なサクラが咲くよう期待し
-
-
将棋タイトル王位戦第2局|藤井聡太七段が木村一基王位に大逆転勝ち
いやあ、昨日の王位戦、ライブ中継で観た方は、これはもうとんでもないもの見てしまった、という感じではな
-
-
稀代の絵師・伊藤若冲の作品群が日本に里帰り
ここ数年、日本美術がもの凄いブームと言ってよいほどの盛り上がりを見せているのはご存知の通りだ。そして
-
-
サッカー・データ革命の時代に読んでおくべきこの5冊
データ革命が加速する世界最先端の現代サッカー 「ワールドカップの閉幕、そしてデータドリブン・サッカ
-
-
日本語の誤用をとことんを考える『明鏡国語辞典』が10年ぶりに大刷新|新しい「問題な日本語」
今年も国語辞典の話題が多かったが、最新のトピックとして最も注目すべきなのは、やはりこちら、『明鏡国語
-
-
Kindle電子書籍で手に汗握って読む、箱根駅伝をより面白くするこの3冊
いまや国民的イベントにまで人気が拡大した、正月の風物詩・箱根駅伝。僕も含めて毎年楽しみにしている人は