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Evernote と連携した富士通 ScanSnap(スキャンスナップ)がスゴイ:保存すべき紙資料が激減した

公開日: : 最終更新日:2014/12/12 オススメ

昨年着任して以来、少しずつ研究室の設備を充実させてきたのだが、その中でのベスト・アイテムが、最近購入したこちらの 富士通ScanSnap(スキャンスナップ)というスキャナだ(富士通公式サイト)。友人にオススメされて購入したものだが、これが予想以上にスゴかった。大ヒット商品らしいのでご存知の方も多いだろうが、これがもうめちゃくちゃ便利なのである。

 

まずは本体だが、サイズは意外と小さく、オフィスデスクの上に置いても困らない。スキャナというのはその場ですぐに使いたいものだから、コンパクトなサイズというのは実はとても助かる、重要なポイントだと思う。

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書類を載せるとこんな感じ。A4用紙50枚までOK。そして一番肝心のスキャン速度は、スペック上では両面用紙で毎分25枚(50面)ということだが、もちろん測ったことなどないからよく分からない(笑)。ただし、何度も使ってみて思うが、体感スピードとしては「ものすごく早い」である。遅くてイライラすることが全くない、という点で十分過ぎる実用スピードだと思う。

 

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そして、このスキャンスナップならではの機能が、Evernote との連携である。数あるスキャナの中からこのアイテムを選ぶ理由のすべてが、ここにあるといっても過言ではない。『Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド』のようなガイドブックでも紹介されているが、今やEvernote は様々な仕事で必要不可欠のツールとなっている。

 

僕自身もEvernote を使うようになってもうしばらく経つが、Evernote が仕事で不可欠のツールになればなるほどに、Evernote との連携が重要になってくるのである。このスキャンスナップの素晴らしさは、スキャンした紙資料がPDF化され、そのPDFファイルが自動的にEvernote に転送される、という点にある。ボタン1つ押すだけで、それが可能となったこと、しかもそのスピードが想像していたよりもずっと速かったこと、それがこのアイテムが現在の僕の研究室で、最も活躍している理由である。

 

さらには、PDF化された文字は検索可能なものなので、後からいくらでもキーワード検索することができる。だから、紙でもらった資料をとりあえずスキャンスナップ→Evernote と放り込んでおけば、気になったタイミングで後々簡単に取り出すことができるのだ。

 

ペーパーレスが進んできたとはいえ、実生活の中ではまだまだ紙資料は多い。例えば各種会議で配布された資料などは、保存しておくべきものも多いため捨てられずに困るというのはよくあることだ。それらを綺麗にファイリングできる人はいいだろうが、そこまで整理に時間をかけられない人にとっては、このスキャンスナップは一度使ったら間違いなく手放せなくなる便利さを提供してくれる。そしてもっと言えば、書類整理等にかける時間を削り、本来の仕事の効率を上げるためにも、大いに役立つアイテムとなっているのである。オフィス仕事が多い人、紙資料が多い人に特におすすめの機器だと思う。

 


 

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