錦織圭のウィンブルドンテニス2019|好調を維持したままベスト8進出
錦織圭が今年もウィンブルドンでベストエイト進出を決めた。しかも、これまでの試合で失ったセットは一つのみと、極めて好調なプレーを見せている。フルセットにもつれ込む接戦を制するのが錦織の強みであり、試合の面白さではあるものの、そんなタフな試合が続くことで体力を消耗し、ランク上位選手と当たるここぞの場面でいつも苦い思いをしてきたのが最近の錦織だった。
しかし今年は違う。そんな課題を克服するため、より攻めを重視したテニスで、ラリーを短くし試合時間を短縮し、そして体力を温存してきた。そしてついにやってきた準々決勝は、芝の帝王フェデラーが対戦相手だ。気力・体力充分の錦織が、ウィンブルドン最多優勝を誇る圧倒的スターに対し、どう立ち向かい、どのように試合を組み立てていくのか、興味は尽きない。
そしてまた、ここから頂点を目指すまでの道のりが素晴らしいではないか。フェデラーを破ったとしても、次の準決勝ではナダルと対決する可能性が高く、そして決勝では恐らくはナンバーワンプレイヤー・ジョコビッチが待ち受けていることだろう。このドローが極めて厳しいのは誰の目にも明らかで、それはそのまま賭けのオッズに表れている。
しかし、錦織本人はどうだろうか。ひょっとして物凄くワクワクしているのではないだろうか。ここからの3試合で、現役最高の3選手どころか、男子テニス史上最強とも言えるこの3人を倒してウィンブルドンの優勝トロフィーを高々と掲げるなんて、想像しただけで武者震いするじゃないか。今までの錦織とは違う、今年こそ魅せてくれる、そして決めてくれる。そんな試合を期待して本日の準々決勝フェデラー戦をしっかりと応援しようじゃないか。
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