キリスト教と天動説|中世のタブーに挑んだ異端の漫画が面白い
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以前にも紹介したいま最も注目すべき漫画『チ。―地球の運動について―』、その最新第4集がついに発売された。物語はさらに複雑に刺激的に、異色作がその異端ぶりをさらにまざまざと見せつける。かつてこんな漫画があっただろうか、という興奮は、いまこの作品と同時代に生きるファンと読者ならではの幸せだろう。
どれだけ絶望すれば、人は救われるのか?
「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー 眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。
【編集担当からのおすすめ情報】
「マンガ大賞2021」第2位受賞作!! 第1集で岩明 均氏、第2集で高橋しん氏に絶賛され、様々なメディアでの紹介も増えている、今読んで共に衝撃を分かち合いたい漫画の第4集です。
もしもまだ読んだことがないという方がいれば、まずはこの第1集がいまだけ期間限定で、電子書籍が無料配信されているタイミングで読んでみるとよいだろう。間違いなく、はまるはずだ。
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