国語辞典ベストセラーランキングに見る人気辞書|中学生以上は新明解、小学生はドラえもんかチャレンジか
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最終更新日:2016/11/27
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国語辞典というのは大変におもしろい。実に個性豊かであるにも関わらず、その特徴は必ずしもきちんと伝わっていないように思う。それでいてベストセラー最上位には常にアノ辞書が顔を出す。
それがこの新明解だ。中学生以上の大人が使う国語辞典としては圧倒的な人気を誇る。
確かにこの国語辞典には、人気になる理由がある。まるで辞書に人間性が宿ったかのようなクセのある語釈は、実に味わい深く、読む辞書としての地位を確立したという点で画期的だったと言えるだろう。しかし、いまや日本一売れる辞書となったこの新明解だけでいいのだろうか?他にもバラエティ豊かな辞書があり、それぞれの辞書の個性に合わせて使い方や遊び方を変えてみたり、そもそも国語辞典の選び方を小学校で教えたらいいのに、と思わずにはいられない。

一方で子供向けの国語辞典の人気というのは、各種ランキングを見ている限り、小学館のドラえもんとベネッセのチャレンジの2冊が拮抗しているように思う。これは大人向け辞書にはない特徴であり、大変に興味深い。いままで多様な国語辞典を購入し読み比べてきたけれど、僕自身あまりにもウッカリだったのは、子供向け辞書にまで全く目が向かなかったことであろう。これは猛省すべきかも知れないな。今度読んでみたいと思います。それと同時に、辞書ガイドの名作『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』の著者サンキュータツオ氏には、ぜひともこの子供辞書版を執筆して欲しいと強く思ったりするわけである。
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