キューバに行くなら今が最後のチャンス:アメリカ人観光客が殺到する前に
今年の「ニューヨーク・タイムズが選ぶ、今年絶対に行きたい世界52ヶ所」でも書いたように、今キューバが熱い。オバマ大統領が長年の経済制裁を解除し国交正常化に向けて交渉を始めると発表して依頼、アメリカの各種メディアがこぞってキューバについて報道するようになった。

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とくにキューバ熱が加熱しているのが旅行業界だ。それはそうだろう、何しろ今までアメリカ人は渡航規制が厳しく、フロリダの目と鼻の先にあるその目的地に立つことすら困難だったのだから。しかも、時が止まったかのように古いアメ車が今も現役で走る社会主義国。こんなにも非日常が体験できる場所は、いまどき地球上を探してもどんどん少なくなってきている。ミャンマーも数年前から経済開放が進みどんどんと「普通の国」に成りつつあるなか、強烈な「異国」を感じられるのはこのキューバと、あとはヒマラヤ山麓のブータン王国くらいなのではないだろうか。

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ニューヨーク・タイムズ紙は “The Latest on Travel to Cuba” で、アメリカ人がどのようにキューバを旅行できるのか、そのガイドを早速提供しているし、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が “Kayak Offers Searches for Cuban Travel” と報じたように、旅行サーチのKayak は他社に先駆けて、キューバ旅行の航空チケット発券手続きを開始したということだ。

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これはもう、はっきり言って、ヤバい・・・。まずい・・・。ほっとくとすぐにアメリカ人観光客が大挙して押し寄せて、そしてレトロな雰囲気漂うハバナの街が、コカコーラとマクドナルドとスターバックスと、米国チェーンのホテルとレストランで埋め尽くされかねない。というか、絶対にそうなる。

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そんな世界中どこにでもある観光地になる前に、キューバを訪れるしかあるまい。そう思った僕はさっそくキューバを特集した数少ないガイド何冊かに目を通したのだが、さらにまずいことに、もう明日にでも行きたくなってしまった(笑)。本当に、この国の文化と歴史が色濃く残っているうちに、行かねばならない場所だと思う。
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