*

キューバに行くなら今が最後のチャンス:アメリカ人観光客が殺到する前に

公開日: : 最終更新日:2018/09/19 アメリカ, オススメ, ニュース, 海外

今年の「ニューヨーク・タイムズが選ぶ、今年絶対に行きたい世界52ヶ所」でも書いたように、今キューバが熱い。オバマ大統領が長年の経済制裁を解除し国交正常化に向けて交渉を始めると発表して依頼、アメリカの各種メディアがこぞってキューバについて報道するようになった。

 

credit: titoalfredo via FindCC

credit: titoalfredo via FindCC

 

とくにキューバ熱が加熱しているのが旅行業界だ。それはそうだろう、何しろ今までアメリカ人は渡航規制が厳しく、フロリダの目と鼻の先にあるその目的地に立つことすら困難だったのだから。しかも、時が止まったかのように古いアメ車が今も現役で走る社会主義国。こんなにも非日常が体験できる場所は、いまどき地球上を探してもどんどん少なくなってきている。ミャンマーも数年前から経済開放が進みどんどんと「普通の国」に成りつつあるなか、強烈な「異国」を感じられるのはこのキューバと、あとはヒマラヤ山麓のブータン王国くらいなのではないだろうか。

 

credit: Damiano Cecchelin via FindCC

credit: Damiano Cecchelin via FindCC

 

ニューヨーク・タイムズ紙は “The Latest on Travel to Cuba” で、アメリカ人がどのようにキューバを旅行できるのか、そのガイドを早速提供しているし、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が “Kayak Offers Searches for Cuban Travel” と報じたように、旅行サーチのKayak は他社に先駆けて、キューバ旅行の航空チケット発券手続きを開始したということだ。

 

 

これはもう、はっきり言って、ヤバい・・・。まずい・・・。ほっとくとすぐにアメリカ人観光客が大挙して押し寄せて、そしてレトロな雰囲気漂うハバナの街が、コカコーラとマクドナルドとスターバックスと、米国チェーンのホテルとレストランで埋め尽くされかねない。というか、絶対にそうなる。

 

credit: Philipp Münch via FindCC

credit: Philipp Münch via FindCC

 

そんな世界中どこにでもある観光地になる前に、キューバを訪れるしかあるまい。そう思った僕はさっそくキューバを特集した数少ないガイド何冊かに目を通したのだが、さらにまずいことに、もう明日にでも行きたくなってしまった(笑)。本当に、この国の文化と歴史が色濃く残っているうちに、行かねばならない場所だと思う。

 

 

 

 

そして海外ホテル予約なら、世界最大の旅行予約サイトExpediaか、10泊するたびに1泊無料となるHotels.comが圧倒的にお得でおすすめです。

 

 

Amazon Campaign

follow us in feedly

関連記事

南魚沼の「雪国まいたけ」が5年ぶりに再上場|その背景で創業者はなんとカナダで再挑戦

新潟県南魚沼に本社を構える企業でもっとも有名なのが、この「雪国まいたけ」ではないだろうか? みなさん

記事を読む

現代アメリカ社会の象徴:メガチャーチの誕生と新たなコミュニティの創造

毎年クリスマスを迎えるたびに思い出すことがある。それは若い頃の甘酸っぱいデートの記憶、ではもちろんな

記事を読む

2022年将棋賞金ランキング発表|藤井聡太5冠が1億円超で堂々の首位

将棋連盟から2022年の獲得賞金・対局料ベスト10が発表されましたね。毎年この時期の恒例であり、名

記事を読む

japanese igo

囲碁マネーリーグ|井山裕太五冠が11年連続の賞金王そして1億円越え

囲碁棋士の2021年賞金ランキングが発表され、棋聖、名人、本因坊を防衛し王座、碁聖を奪取した井山裕太

記事を読む

今年買って本当に良かったモノ:暮らしを豊かにするホーム・アイテム5選

先日の「今年買って本当に良かったモノ:仕事の生産性を高めるオフィス・アイテム7選」に続いて、ホーム編

記事を読む

連邦最高裁判事9人が形づくるアメリカの歴史

下の写真がアメリカ連邦最高裁判所だ。各種ニュース等での報道の通り、今回はこの最高裁が、これまで人工妊

記事を読む

家計簿をクラウド会計で|研究費管理から確定申告まで

一年の計は元旦にあり、というように、2021年の計画を様々に立てている人も多いことだろう。とくに今後

記事を読む

綻びゆくアメリカと繁栄から取り残された白人たち

2014年に翻訳出版された『綻びゆくアメリカ―歴史の転換点に生きる人々の物語』に今また注目が集まって

記事を読む

将棋マネーリーグ|藤井聡太竜王が2021年賞金ランキング3位に

今年もこれまで通り、昨年の将棋棋士の賞金獲得ランキングが発表されたぞ(ランキング表)。上位陣に大きな

記事を読む

NHK戦争特番:日本とアメリカとその狭間で

毎年夏が来る度にテレビ各局、新聞各誌が特集する太平洋戦争と終戦。その中でも個人的に強烈に印象に残って

記事を読む

Amazon Campaign

Amazon Campaign

卒業・入学おめでとうキャンペーン|80年記念の新明解国語辞典で大人の仲間入り

今年もまた合格・卒業、そして進級・進学の季節がやってきた。そう、春は

食の街・新潟県南魚沼|日本一のコシヒカリで作る本気丼いよいよ最終週

さて、昨年10月から始まった2022年「南魚沼、本気丼」キャンペーン

震災で全村避難した山古志村|古志の火まつりファイナルを迎える

新潟県の山古志村という名前を聞いたことのある人の多くは、2004年1

将棋タイトル棋王戦第3局|新潟で歴史に残る名局をライブ観戦してきた

最年少記録を次々と塗り替える規格外のプロ棋士・藤井聡太の活躍ぶりは、

地元密着の優等生|アルビレックス新潟が生まれたサッカーの街とファンの熱狂

J2からJ1に昇格・復帰したアルビレックス新潟が今季絶好調だ。まだ4

【速報】ついに決定|14年ぶりの日本人宇宙飛行士は男女2名

先日のエントリ「選ばれるのは誰だ?夢とロマンの宇宙飛行士誕生の物語」

3年ぶりの開催|シン魚沼国際雪合戦大会で熱くなれ

先週末は、コロナで過去2年間見送られてきた、あの魚沼国際雪合戦大会が

国語の入試問題なぜ原作者は設問に答えられないのか?

僕はもうはるか昔から苦手だったのだ。国語の試験やら入試やらで聞かれる

PAGE TOP ↑