リニューアルオープンしたばかりの南魚沼市図書館に行ってきた
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最終更新日:2014/11/17
南魚沼・新潟
今月リニューアルオープンした南魚沼市図書館に、早速行ってきたぞ。六日町駅前に立地しているこの図書館。玄関から入って内部を見渡すとこんな感じだ。明るいデザインに色調と採光、なかなかに素敵な雰囲気を醸成している。以前の図書館を知らないので比較しようがないが、これはとても雰囲気の良い空間を創りだしていると思う。

机や椅子などはすべて地元産の越後杉を使用しているとのことだ。きっとここ新潟でも、林業男子・林業女子が活躍しているんだろうと思わせるほどに、綺麗な木目に丁寧な仕上げが施されている。

そしてこれがこの図書館のシンボルマークだ。雪国・南魚沼らしく、雪の結晶をかたどっている。

書架はゆるいカーブを描く形で配列しており、それがまたやさしい空間づくりに貢献しているように思う。

書籍『つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み』では数多くの地方図書館が紹介されているが、確かに日本の地方には個性的な図書館が多いのではないかと思う。ここ南魚沼の図書館もこのリニューアルを機に、運営といったソフト面でもさらに特徴を打ち出していって欲しいと期待している。
こどもの絵本コーナーも充実している。それにしても、こども用の家具というのは大変にかわいらしい。デザイナーや家具職人の腕とセンスの見せ所だね。

というように、日本の地方の図書館というのは、なかなかに興味深い。僕もこれからしばらくは、この南魚沼市図書館に足繁く通うこととなりそうだ。
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