ブータンではみんな王室と国王と王妃が大好き
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海外
というわけで「ちょっとブータンまで行ってきた。」の続き。ブータンは王国であり、現在は若き国王と王妃がその座についている。ブータンの空の玄関口であるパロ空港では、早速にその国王夫婦の巨大な写真が出迎えてくれたが、それは町中でもホテルでもレストランでも全く同じこと。というよりも、さらに加速している感じがある。それくらいブータンでは王室が愛されているのである。
レストランに入れば壁掛け時計のデザインは若き国王夫婦。
飾り棚には国王結婚記念の皿が当たり前のように置かれている。
ホテルの部屋にも、忘れずに一枚。
町中の普通のお店にも額縁に入れられたゴージャスな写真が。王室や国王のことをちょっとでも聞いてみれば、「若いだろ」「カッコいいだろ」「オレは会ったことがある」みたいな自慢話が続く。王妃の場合にも同様に、「若いだろ」「キレイだろ」「オレは会ったことがある」である。愛されてるなあ~。
夫婦写真には何パターンも用意されているのだが、上の写真と下の写真が人気であるように思う。
世界一若いこの国王夫婦の結婚式は、人口70万人の小国ブータンにとっては実に華やかで綺羅びやかなものであったようだ。
紙幣にも二人の顔写真が。
切手にも二人の写真が。ちなみにブータンは、コレクターの間ではよく知られた切手王国ということらしい。確かにデザイン豊かな切手が多数用意されており、ロイヤルウェディングのものを始めそれこそ多種多様な切手が、市内の郵便局で額面通りの金額で販売されているものだから、僕も土産用にいくつか買ってきた。とても美しい切手です。
この小さな国にこれだけのハンサムとビューティの若き国王夫妻ときたものだ。そりゃあもう、ディズニーの世界かと見紛うよね。というくらい、ブータン王国の王室は国民から愛されており、そして今おそらくは日本をはじめ世界にも多くのファンがいるのではないだろうか。
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