2022年将棋賞金ランキング発表|藤井聡太5冠が1億円超で堂々の首位
将棋連盟から2022年の獲得賞金・対局料ベスト10が発表されましたね。毎年この時期の恒例であり、名実ともにトップ棋士と認識されるランキングとなっている。
◆2022年獲得賞金・対局料ベスト10
1位 藤井聡太竜王(20) 1億2205万円 <6996万円③>
2位 渡辺明名人(38) 7063万円 <8194万円①>
3位 豊島将之九段(32) 5071万円 <8145万円②>
4位 永瀬拓矢王座(30) 4668万円 <4821万円④>
5位 斎藤慎太郎八段(29) 2362万円 <2567万円⑥>
6位 広瀬章人八段(36) 2166万円 <1392万円⑭>
7位 菅井竜也八段(30) 1970万円 <1674万円⑩>
8位 佐藤天彦九段(35) 1819万年<1479万円⑬>
9位 山崎隆之八段(41) 1770万円<1498万円⑫>
10位 稲葉陽八段(34) 1580万円<1703万円⑨>
藤井聡太5冠について言えば、棋界最高賞金である竜王位を初獲得した分が反映されたのが、タイミングの関係上今回のランキングが最初ということになる。その上積みもあり、昨年の3位から大きく順位を上げて圧倒的な首位となった。
いよいよ始まる、渡辺明名人に挑戦する棋王戦。このタイトル戦を獲ればついに6冠。そして来月の最終局を残すのみとなったA級順位戦を制すれば、いよいよ最年少名人をかけて、これまた春から渡辺名人に挑戦することになる。
これまでの最年少名人記録を有する谷川浩司がまさにその新著で書くように、いったい藤井聡太はどこまで強くなるのだろうか?
僕らはそんな、新たな歴史がつくられる同時代を生きているのだ、そういう思いがあるからこそ、僕は先日行ってきたよ。藤井聡太のタイトル戦を観るために、はるばる金沢へ!
いやあ、すごいね、初めて大盤解説会なるものに出てみて、その熱気を目の当たりにしました。もちろん、終局後には、藤井聡太竜王と羽生善治九段という、圧倒的スーパースターのおふたりからも挨拶があり、大いに盛り上がる会となったのだ。めちゃくちゃ倍率が高かったと後から聞いたけど、本当にラッキーで勝ち取れて有難いかぎり。こんな大天才同士の世紀の決戦なんて、もうそうそうないかも知れないからね。ぜひさらなる活躍に期待しよう。


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