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確定申告の強い味方|クラウド会計が圧倒的に超便利

公開日: : オススメ

さて今年も確定申告の時期がやってきた。大学教員を含めサラリーマンであれば、この申告をしなくて済むことが多いのは確かである。しかし、この数年で確定申告を取り巻く環境は大きく変わり、今年は手続きしなくては、という方も多いのではないだろうか?面倒くさいのはその通りなのだが、こういう機会でもないと税金についてしっかり学ぶこともないだろうから、その意味でも非常に大事なイベントなのである。

 

 

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photo credit: SalFalko via photopin cc

 

 

以前に「他大学で非常勤講師をすると確定申告が必要」で詳細に書いたように、その非常勤での収入額にもよるが、他大学で講師をした場合には、確定申告が必要になるケースが多い。また、いまや過熱とも言えるほどに人気となっている「ふるさと納税」も5ヶ所までの寄付なら確定申告は不要だが、それより多くの自治体に寄付する場合にはやはり確定申告が不可欠となっている。

 

加えて、昨年住宅を購入した人は、ことし住宅ローン減税を申請することがほとんどだろう。であるならば、やはり初年度のことしは確定申告が必要にになるので、3/15までの締め切りをお忘れなく。さらには仮想通貨で収益が出た人も、それが億り人なら当然のこととして、20万円程度の売却益であっても確定申告が不可欠なるので、くれぐれも脱税とならないようご注意ください。

 

その他にも原稿料や講演料等の副収入があった場合にはやはり確定申告手続きが必要になるので、これも自分でチェックして該当するかどうかをまずは確認する必要があるだろう。そして、確定申告をする際に大事になってくるのが、経費管理である。たとえば、原稿を書く際に関連書を購入したり取材したりすることがあるだろう。また講演に当たってもやはり交通費等の必要経費がかかってくる。そしてそれらのかかった経費はもちろん、原稿料や講演料等の収入から差し引いてOKであり、その結果収めるべき税金額も少なくなる。

 

そんなわけだから、確定申告する際には副収入をきちんと報告するのは当然の義務なのだが、どこまで経費を計上し、どれだけ納税額を圧縮できるかが節税ポイントとなるのである。「あらゆる領収書は経費で落とせる」なんて豪語する人もいるが、これは少々誇張した言い方ではあるが確かに一理あり、つまるところ税務署にきちんと説明できる限りOKだという意味なのだ。

 

 

 

もちろん、そんなスレスレのところまで経費計上などする必要はない。一方で、本当にかかった費用であるならば、それは堂々と申告すればよいのだ。だからこそ経費管理が非常に大事になるのだが、これがまた面倒くさいのである。誰だってやりたくない。だから税理士にまとめて領収書を渡して、まるごと作業依頼する人も多いわけなのだが、会社経営者ならまだしもわれわれ庶民はやはり自分で手続きするのが現実的なのだ。

 

そんな庶民の力強い味方が、近年急速に普及してきたクラウド会計である。これも以前に書いたように、僕はこのクラウド会計を確定申告の準備にはもちろんのこと、研究費管理にも利用しているのだ。

 

具体的に僕が利用しているのは 【会計ソフトfreee(フリー)】というサービスなのだが、これはクレジットカードの利用歴から銀行口座への出入金まで、すべてをクラウドで一括管理できるという実に優れもの。しかもその費目が交通費なのか書籍購入費なのか等々をどんどんと学習していってくれるから一層便利さが増す。科研費を始めとする研究費の管理から、非常勤講師の収入、そして確定申告手続きまで、今この freee がものすごく役立っているのである。30日間無料のお試しプランも用意されているので、一度使ってみるとそのスゴさが実感できることだろう。

 

ことしの確定申告にはもう遅いが、もしも今年から非常勤講師やその他副収入が想定されるのであれば、いまからこうしたクラウド会計サービスを利用しておくと、来年の確定申告が圧倒的にラクになるはずだ。その意味でも、ものすごくおすすめできるサービスなのである。

 

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