全米オープンテニスを Slam Tracker でデータ観戦しよう
いよいよ全米オープンテニスが始まった。それと同時に錦織圭の初戦敗退。大変残念だけれども、それだけグランドスラムの頂点を目指す道のりは長いということ。一方で、以前に松岡修造が「この1-2年で優勝できなければ、圭のグランドスラムはない」とコメントしていたのを思い出す。相手に研究され、若手の躍進も著しく、体力の消耗も激しい。チャンスがあるなら今、という思いがあったであろうだけに、松岡修造はもちろん錦織本人の落胆も大きいことだろう。
とはいえ全米オープン自体はまだ始まったばかり。ぜひこれから先の試合を、世界のトッププレイヤー達の戦いを観戦したいと思う。その際におすすめなのが、試合速報および結果をデータで見ることが出来る、IBMの Slam Tracker だ。以下は昨日の錦織の敗戦結果をまとめたもの。もちろんこれ以外にも詳しいデータが多数示されており、テニスファンにとって注目したいページとなっている。
以前にも書いたように、この Slam Tracker は、テレビの中継画面だけでは分からない、試合のより深い部分まで知ることができるすぐれものだ。試合を観戦しながら、合わせて手元のタブレットでデータを確認する、そういう楽しみ方が今後ますます広がっていくのではないだろうか。
Amazon Campaign

関連記事
-
-
スポーツの統計学|データ・サイエンティストたちのゲーム分析
スポーツ界に広がるデータ革命 これまで何度か書いてきたように、スポーツとデータというのはとても相性
-
-
日本代表はなぜ負け続けるのか|サッカー・データ革命はどこに?
サッカー・ロシアW杯出場を賭けたアジア最終予選が始まった。と思った矢先に、対UAE戦にホームで敗れる
-
-
データとマネジメントとストラテジー|ドイツ・サッカー復活の道のり
昨年のサッカー・ワールドカップ。開催国ブラジルを7-1という大差で沈め、決勝でも強豪アルゼンチンを倒
-
-
箱根駅伝「幻の区間賞」と関東学連チーム出場の是非
来年もまた正月から箱根駅伝にくぎ付けとなってしまう、そんな人も多くいることだろう。二日間に渡るこれだ
-
-
ワールドカップ決勝へ|ラグビー名将エディー・ジョーンズの勝負哲学
ラグビー・ワールドカップが面白い。まったくもってニワカなんですが、ルールが分かるとラグビーってこんな
-
-
年収は「住むところ」で決まる: The New Geography of Jobs
"How Professional Salaries Vary Around the Country
-
-
英国プレミア・リーグと、リバプールのData-driven football
今シーズンの英国サッカー「プレミア・リーグ」が、マンチェスター・シティの優勝で幕を閉じた。それを不思
-
-
東京オリンピック野球で導入された変則的決勝トーナメント
東京オリンピックの野球種目は、準々決勝でアメリカを倒し、準決勝で韓国を破った日本が、堂々の決勝進出を
-
-
正月の風物詩・箱根駅伝が今年もおもしろい
新年明けましておめでとうございます。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ステイホームの継続と静かな
-
-
オープンガバメント:ニューヨーク市消防庁のオープンデータ戦略
ニューヨーク市の消防庁が、データを使って建物検査を効率的に行っているというウォール・ストリート記事。