「 オススメ書籍 」 一覧
人の想いこそが永遠に不滅|キャラクター論で読み解く『鬼滅の刃』
2022/01/01 | オススメ書籍, オススメ番組・映画・ドラマ
漫画発行部数は一億冊を優に超え、まさに国民的ドラマとなった『鬼滅の刃』。その原作自体は23巻をもって既に堂々の終幕を迎えているが、そのレビューもまた凄まじい記録となっている。Amazonで、合計31,
ソーシャルディスタンスのいま最も濃密な人間関係|プロ将棋棋士の師弟愛と絆
2021/12/31 | オススメ書籍
この年末年始なにが盛り上がっているかと言えば、もちろん紅白歌合戦に箱根駅伝、ではないですよね。今年はなんと、ABEMAの新たな将棋企画「師弟トーナメント」に大注目なのである。
心を打つ名言、心を挫く駄言|絶版を目指した出版「駄言辞典」がおもしろい
今年出版された「駄言辞典」をご存知ですか?こんな本、知らなくてよいのかも知れない。なぜなら、最初から絶版を目指して出版されたという、極めて稀有な書籍なのだから。そもそも「駄言」とは何か?それは思い込み
これは面白いピタゴラス的発想!|「解きたくなる数学」をビジュアルで考える
2021/11/22 | オススメ書籍
以前に「クリエイター佐藤雅彦が好きだ|最新著『ベンチの足』にみるユニークな視点」でも書いたように、僕は佐藤雅彦の著作や作品がとても好きだ。彼の仕事をあまりご存知のにない方であっても、NHKの「ピタゴラ
【おすすめ英語テキスト】重要単語を因数分解|語源から根こそぎ完璧に理解する
現在開催中のKindle本ストア 9周年キャンペーン。本日はこの中から最大級におすすめしたい、この英語本を紹介しよう。そう、あの『英単語の語源図鑑シリーズ』、である。以前にも次のように激賞したが、これ
寝苦しい今夜も嫁を口説こうか|珠玉の芸人エッセイ3冊
以前にも何度かおすすめしてきたように、お笑い芸人が書くエッセイには、なかなかに読ませる面白いものが多いのだ。それもそのはず、そうした芸人のなかには、無類の読書家も多く、例えばオードリー若林のように、作
会計のベストセラーおすすめの4冊はこれだ|僕は本当に「さおだけ」を買っちゃいました
会計というものはとても面白い。その専門的内容がおもしろいというだけでなく、それをとりまく書籍業界もまた、大変興味深いのである。ビジネスパーソンにとっては誰もが身に付けておくべき基本的知識である一方で、
今年のノーベル経済学賞はアメリカの労働経済学者3名が共同受賞
今年のノーベル賞受賞者が発表されるなか、いよいよ経済学賞の受賞者が明らかとなった。それは、「『自然実験』と呼ばれる手法を使って、労働市場に関する新たな知見を提供した」貢献が評価された以下の3名である(
大学入試数学 不朽の名問100|大人のための「数学腕試し」
世に数多といる数学のファンと猛者のみなさま、この1冊はもうすでに読みましたか? 科学もので知られる人気ブルーバックスのシリーズにまたひとつ傑作が登場したぞ。大学入試問題を題材にして、思わずうなってしま
クリエイター佐藤雅彦が好きだ|最新著『ベンチの足』にみるユニークな視点
2021/09/03 | オススメ書籍
佐藤雅彦ほど「クリエイター」という表現が似合う人はいないのでは、と個人的に思っている。アーティストではなく、クリエイター。どこで明確に線引きするのかあやふやなところはあるが、本人自身が自分の作品をアー
この国語辞典がおもしろい|比べて愉しい辞書のディープな読み方・遊び方
2021/08/17 | オススメ書籍
これはこれは大変に興味深い本が出版されていましたね。その名も『比べて愉しい 国語辞書ディープな読み方』である。岩波、三省堂、角川などなど、各出版社から出されるありとあらゆる国語辞典を細かく比較検討し、
出版不況なのに「TikTok売れ」で緊急重版|あの実験的小説の新しい売り方・売れ方
先日紹介した書籍『10代のための読書地図』は、本当におすすめなので、ぜひまだの方には読んでみて欲しいと思っている。 書評誌「本の雑誌」初の10代向けのブックガイド。「朝の読書」や「夏休みの読書感想文
日本人の氏名はなぜこんなにも多種多様にして複雑怪奇なのか?
2021/08/13 | オススメ書籍
日本人はなぜにこんなにも自分の名前や家族のルーツに興味津々なのだろうか? NHKの番組だけ取り上げてみても、「ファミリーヒストリー」では著名人の生まれ故郷を訪ね、郷土資料館で調べ、その先祖がどこから来
東京五輪と同時開催していた「数学オリンピック」でも日本代表がゴールドメダル|この漫画がスゴい
東京オリンピックが閉会した。日本代表選手が獲得したメダルの数や色に一喜一憂するのは当然かも知れないが、実は同じタイミングで「数学オリンピック」も開催されていたことは、もっと報道されても良いのではないだ
マラソンランナー大迫傑という生き方|東京五輪で引退する「愚か者」
2021/08/04 | オススメ書籍
オリンピック最終日に開催され、最も注目されるともいってよい種目が、男子マラソンである。そして今年の東京五輪では、MGCを通じた選考会など、前々から大きな話題が続いてきた。その最後の舞台が近づいている。
事実は小説より奇なり|大人が味わうノンフィクション
2021/08/03 | オススメ書籍
先日おすすめした『10代のための読書地図』と同じブックガイドでありながら、そのテイストが大幅に異なる一冊を今日は紹介したい。それがこちらも出版されたばかりの『決定版 HONZが選んだノンフィクション』
夏休みに素敵な1冊を探そう|知的好奇心旺盛な10代のための読書地図
2021/08/02 | オススメ書籍
いまどき新聞なんてほとんど読まない、そんな人が増えてきた現代である。しかしながら、書評欄を楽しみに週末の新聞だけには目を通すという人は、意外と多かったりするのではないだろうか。僕もそんなひとりである。
ゲーマーとお金|さらなる有望産業 eスポーツビジネス
ご存知のとおり今回の東京五輪からは、スケートボードや、サーフィン、そしてスポーツクライミングといった競技が、正式種目として加わった。スケボがオリンピックに?なんて思っていた人も多いと思うが、ここに登場
アスリートとお金|有望産業としてのプロスポーツビジネス
いよいよ東京五輪が始まり、改めて注目されるのが今後のスポーツとお金の関係だ。とくにプロスポーツビジネスは、アメリカの四大スポーツ(アメフト・バスケ・野球・ホッケー)や、欧州サッカーを見ても分かるように
今年度から科研費の締切が早まる|公募スケジュールの前倒しに注意
現在、科学研究費助成事業(科研費)の主な種目については、前年の9月に公募を開始し、翌年4月1日付けで交付内定が行われているのは、多くの方がご存知の通りだ。一方で、4月から始まる新学年度に合わせて研究を
英語アカデミック・ライティングの最高傑作シリーズに翻訳が登場|レター・メール執筆ノウハウ
英語アカデミック・ライティングのおすすめ参考書は、これまで以下のようにいくつもの良書とそれぞれの特徴を紹介してきた。当然のこと、洋書が中心になるが、これだけ充実しているアカデミック・ライティングのテキ
タイトル戦相次ぐ藤井聡太の夏|今こそ将棋が熱く面白い
2021/06/22 | オススメ書籍
プロ棋士・藤井2冠の夏がやってきた。昨年はタイトル棋聖と王位を獲得し、その初防衛戦が始まっているのだ。現役最強・渡辺明名人を挑戦者に迎えた棋聖戦では第一局から二連勝し防衛に王手をかけ、視野の広さと構想
今こそ再び学ぶ『英語の読み方』|読めるか読めないかそれが問題だ
英語学習に関する書籍というのは、それこそ書店に溢れていて、玉石混交でどれを選んだらいいのか分からない、そんな人も多いと思う。そのような出版状況のなかにあって、『英語独習法』などの良書が新書で出版されて
グラデーションマップで類似英単語を効果的に使い分ける
評判のよい英単語帳を新たに買って読んでみた。そしたらこれが期待以上によかったので紹介しておきたい。それがこの『英単語使い分けグラデーションマップ』だ。本書が強調するように、類似した英単語のちょっとした
英文法再入門|高校の先生がこの本を読んでいれば
中公新書の『英文法再入門』は、直接的なタイトルに見られるように、英語学習者向けに文法を学ぶポイントを丁寧に解説した一冊である。中学・高校だけでなく東進ハイスクールでも英語授業を担当する著者が、これまで
新書『英語独習法』が売れている|認知科学者がおしえる思考と学習
岩波新書の今井むつみ『英語独習法』が売れている。僕自身も大変興味深く読んでおり、これは英語学習者にとっての必読書に指定したいくらいだと思っている。それくらい、これまでの英語関連書にはない、ユニークな一
イェール大学出版局 リトル・ヒストリー|若い読者のための「文学史」のすすめ
以前にも「イェール大学出版局『リトル・ヒストリー』は初学者に優しい各学問分野の歴史解説」で紹介したように、本シリーズは様々な学術分野の、優れた入門解説書となっているのだ。第1期として全5冊、第2期とし
この漫画がすごい『数学ゴールデン』が描く数学オリンピックの世界
Amazon では Kindle 電子書籍の大規模セールをしばしば開催しているが、こうしたキャンペーンでの注目は、じつは漫画ではないだろうか。しかも、ちょっとユニークな作品がリストアップされており、こ
できる研究者の英語プレゼン術|スライド作成からストーリー展開まで
以前に紹介した、ポール・シルヴィア著の『できる研究者の論文生産術』は素晴らしい一冊である。著者は2001年に心理学の分野でPh.D.を取得した若き学者であり、だからこそ現在の研究最先端にいる立場から、
今年の卒業・入学のお祝いに|おすすめの国語辞典・人気ランキング
今年もまた3月の卒業式、そして4月の入学式が近づいて来た。昨年はコロナによりことごとく中止となってしまった一年だったが、それは今も変わらず、大変残念なことにこの春もまだ状況は落ち着いていない。それでも