「 アメリカ 」 一覧
連邦最高裁判事9人が形づくるアメリカの歴史
下の写真がアメリカ連邦最高裁判所だ。各種ニュース等での報道の通り、今回はこの最高裁が、これまで人工妊娠中絶を合憲だとしてきた判例を約半世紀ぶりに覆すことになった。すでにアメリカ各地では、そしてこの連邦
アメリカ連邦最高裁、49年前の判断を覆す|今こそ憲法で読むアメリカ史
すでに日本においてもニュースや新聞を始めとする各種メディアで報道・解説されている通り、アメリカ連邦最高裁は6月24日、女性の人工妊娠中絶権は合憲だとしてきた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆す判断
今年のノーベル経済学賞はアメリカの労働経済学者3名が共同受賞
今年のノーベル賞受賞者が発表されるなか、いよいよ経済学賞の受賞者が明らかとなった。それは、「『自然実験』と呼ばれる手法を使って、労働市場に関する新たな知見を提供した」貢献が評価された以下の3名である(
アメリカ連邦最高裁判事9人<ザ・ナイン>が歴史をつくる「この国のかたち」
米連邦最高裁判事ギンズバーグの死去とその後任選びで、目前に控える米国大統領選挙がさらに混沌としてきた。以前に以下のようなエントリを書いたように、アメリカの短くも密度の濃い歴史は、連邦最高裁が下してきた
イェール大学出版局 リトル・ヒストリー|若い読者のための「アメリカ史」のすすめ
以前にも紹介したことのある、「イェール大学出版局 リトル・ヒストリー」のシリーズ。いまのところ5冊が翻訳出版されており、経済学史にはじまり、哲学史、アメリカ史、考古学史、そして宗教史と続いている。これ
米国大統領選挙2020を前に|憲法でふりかえるアメリカ近現代史
コロナ禍もあって史上もっとも盛り上がらないと言われている今年のアメリカ大統領選挙だが、副大統領候補が発表され、そして党大会が開催され、徐々にではあるが11月の選挙当日が近づいてくる気配が感じられるよう
米国Amazonの第2本社候補地選びがついに決着
1年以上に渡って注目を集めてきた、米国アマゾンの第2本社候補地選び。5万人以上の雇用を生むというこの巨大プロジェクトに対し、北米238都市が応募してラブコールを送った。そして最終選考に残っていた20都
アメリカは卒業式シーズン|今年の著名人スピーチ一覧
5月から6月にかけてはアメリカの大学の卒業式シーズンだ。初夏のさわやかな日差しのもと、学校を卒業して新しいステップを踏み出す若人の姿はじつに清々しい。日本の春、桜満開の卒業・入学も素晴らしい光景だが、
もう一度聞きたい、アメリカの大学卒業式スピーチ5選
アメリカの卒業式シーズンは5月だが、日本でいえば今がまさに大学卒業のピーク・シーズンである。だからこそ今、著名人によるスピーチ(Commencement Address)でよく知られる米国式の卒業式を
Amazon.com の勢いが止まらない|サイバーマンデーで過去最高売上を記録
株価上昇が続くアメリカ経済の中でも、Amazon.com の勢いはひときわ目を引く。下のグラフを見れば明らかなように、あぁあの時買っておけばという大勢の人たちに加え、あぁあの時売らなければよかったと溜
人はなぜ走るのか?を問う『Born to Run~走るために生まれた』は、米国ランナーのバイブル
米国で異例のベストセラーとなり、何度目かのランニング・ブームを引き起こした一冊『Born to Run~走るために生まれた』。翻訳されたあとは日本でも大ヒットした本書は、ランナーにとってのバイブルとも
綻びゆくアメリカと繁栄から取り残された白人たち
2014年に翻訳出版された『綻びゆくアメリカ―歴史の転換点に生きる人々の物語』に今また注目が集まっているのをご存知だろうか?それはひとえに、アメリカという超大国にトランプという新大統領が誕生したからに
アメリカの歴史をつくる9人の連邦最高裁判事
就任以来すでにいくつもの声明を発表し、そのたびに世界が最大限の注目を払ってきた米国トランプ大統領が、またひとつ大きな決断を下した。それが今回、連邦最高裁判事にニール・ゴーサッチ氏を指名したことである。
経済学Ph.D.のアカデミック・ジョブマーケット|AEA年次総会がシカゴで閉幕
1月の最初の週末、日本ではまだお正月気分が残っている頃に開催されるのが The American Economic Association (AEA) の Annual Meeting だ。今年は1月
米国トランプ次期大統領が決まった今こそ読みたい現代アメリカ社会批評
アメリカ大統領選挙の結果、ヒラリー・クリントンが破れ、ドナルド・トランプが次期大統領に決まった、というショックが世界を駆け抜けてから早数日。それぞれの国がこの新大統領との、そしてこの大国とのこれからの
アメリカ大統領選挙まであと数日|敗者の演説で振り返るステーツマンシップ
ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプの、泥仕合のまま迎えることとなりそうな米国大統領選挙。8年前、僕がアメリカにいたときにオバマ大統領が誕生したあの時のあの盛り上がりから一変、今年はどちらが勝利し
今年のクリスマスもまたアメリカ現代社会の象徴「メガチャーチ」を思い出す
今年もいよいよクリスマス。そしてこの時期、毎年のように思い出すのがアメリカのメガチャーチである。「現代アメリカ社会の象徴:メガチャーチの誕生と新たなコミュニティの創造」にも書いたように、僕のアメリカ留
【応募書類受付中】NASAが宇宙飛行士を新規募集|火星に行く大チャンス
もうご存知と思うが、アメリカの National Aeronautics and Space Administration (NASA) が、新たな宇宙飛行士の募集を始めた。応募書類はアメリカ時間の1
スタンフォード大学に集まる若き経済学者たち
先週のニューヨーク・タイムズ紙の記事 "How Stanford Took On the Giants of Economics" を興味深く読んだ。ここ数年、著名な経済学者が続々と、他のトップスクー
昨年の米国で “the Most Well-Read City” に輝いたのはシアトル
2015/09/04 | アメリカ
昨年も「米国Amazon.com が公表する、アメリカとカナダの Most Well-Read Cities」に書いたように、米国Amazonでは毎年都市別の売上ランキングを発表している。プレスリリー
【TEDトーク】モニカ・ルインスキーとネットいじめ|彼女が見つけた適切な関係
モニカ・ルインスキーという名前を久しぶりに聞いた。といっても、その名を記憶しているのは、ある程度の年齢以上の人たちだけであろう。1998年、当時の米国クリントン大統領とモニカとの不倫が発覚、大統領は「
アメリカで最もお世話になったあの老夫婦がこの夏日本にやって来る
僕が米国留学で一番お世話になったのは、ひょっとすると大学院の指導教授ではなく、むしろアカデミックとは全く関係のないこの老夫婦なのではないかというのは以前に何度か書いてきた。アメリカの郊外に住む70代後
『ヤバい統計学』著者による新作『ナンバーセンス』で知る、アメリカ大学ランキングの舞台裏
以前に「テーマパーク優先パスの価格付け」でも紹介したように、カイザー・ファング著『ヤバい統計学』は、身近な実例を数字を使って解説する刺激的な一冊である。書名は『ヤバい経済学』の大ヒットに便乗したものだ
米国一番人気アメリカン・フットボールの経営学:戦力均衡のリーグ運営
アメリカで最も人気のあるスポーツと言えば、アメフト(NFL)がナンバーワンなのである。野球(MLB)・バスケ(NBA)・アイスホッケー(NHL)を加えて、一般的に四大スポーツと呼ばれることも多いが、ア
パーソナルゲノム時代の医療:米国の予防的手術
本日の Kindle 日替わりセールに『遺伝子医療革命 ―ゲノム科学がわたしたちを変える』が登場。紙の単行本では2,300円するものが、電子書籍なら今日だけのセールとはいえ600円と定価の7割引きで買
現代アメリカ社会の象徴:メガチャーチの誕生と新たなコミュニティの創造
2014/12/25 | アメリカ
毎年クリスマスを迎えるたびに思い出すことがある。それは若い頃の甘酸っぱいデートの記憶、ではもちろんない。そうではなく、僕がいつも思い起こすのが、アメリカのメガチャーチだ。僕がこの現代アメリカ社会を象徴
『ゼロ・トゥ・ワン』のティールと米国社会の変容『綻びゆくアメリカ』
米国の著名投資家ピーター・ティールが著した『ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか』が、「今年一番のおすすめ経営書」として多方面から評価されていることに異論がある人は多くはないだろう。それくら
ハートマウンテン日系人強制収容所の、貴重なプライベート写真集
7月に出版されたエッセイ写真集『コダクロームフィルムで見る ハートマウンテン日系人強制収容所』を読んで眺めた。今になってこのような書籍が出版されるとは、非常に珍しいと思わざるを得ないほどに、貴重な写真
米国Amazon.com が公表する、アメリカとカナダの Most Well-Read Cities
毎年恒例となった、Amazon.com (および Amazon.ca)が発表する "Most Well-Read Cities". プレスリリースでは "Amazon.com Announces th